佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

東京都美術館に「おべんとう展」を見に行く Go to the Tokyo Metropo

sasaki-aiki2018-09-13

2018.9.13
朝日新聞の朝刊を読んでいたら、今、上野の東京都美術館で「おべんとう展」が開催されていることを知った。イナターネットで確認すると、江戸や明治の弁当箱も展示されているというので、急遽見に行くことにした。
展示場はテーマごとに別れていたが、目的の弁当箱は最初の部屋に展示されていたので、ゆっくりと見た。(写真)20.30点の弁当箱が展示されていたが、大名や裕福な町人のものが多かったせいか、漆塗りや金箔の豪華なものが多く、隣の部屋の東南アジアの弁当箱が庶民のものだったせいか、非常に対称的だった。
日本の豪華な弁当箱で面白いと思ったのは、弁当箱にお酒の徳利のような器がついていることである。花見や紅葉狩りなどで、お酒を飲みながら弁当を味わい、踊ったり、歌たったりして楽しむ姿が傍に立ててあった屏風に描かれていた。弁当箱からも、昔の人たちは、生きる事を少しでも沢山楽しもうとしていたことが想像された。今日はいいモノを見せて貰った。
Go to the Tokyo Metropolitan Art Museum to see the "lunchtime exhibition"I was reading the morning newspaper of the Asahi Shimbun, and learned that the "Lunchtime exhibition" is now being held at the Tokyo Metropolitan Art Museum in Ueno. When checking with the inertnet, I decided to go look for it suddenly because the lunch boxes of Edo and Meiji were also exhibited.
The exhibition hall was divided according to the theme, but the intended lunch box was exhibited in the first room, so I slowly saw it. (photo)
Even from the lunchbox, it was imagined that old people were trying to enjoy as much as possible about living. Today I got a good one.

友達の80才誕生パーティに招かれて Invited by my friend’s 80th

sasaki-aiki2018-09-09

2018.9.1
以前の仕事で世話になった友人の80才誕生パーティに招待されたので行って来た。私が5,6年前まで働いていたハノーバー見本市の本部で、各国の代表部を取りまとめ、世話してくれた女性(クリスタ・シュネル)が80才になるので開いたパーテイである。ドイツ人は誕生日を大事にするようで、特に50才、80才の誕生日を重視するようである。
今年は6月にドイツ、ヨーロッパに来ているので、ちょっとおっくうだったが、彼女から来てくれるとうれしいと言われたので、世話になった彼女が喜んでくれるのならと参加した次第である。
パーティには和服で参加したので、彼女は予想外でちょっと驚いたが喜んでくれ、特に着物で来てくれたことに感謝された。
外国で着物を着たのは初めてだったが、なかなかよかったようで、多くの参加者と写真を一緒に撮った。
参加者には彼女の友人とわれわれ各国の代表部のOB(ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、スペイン、ポーランドアメリカ、そして日本)、また、彼女が名付け親になっている4人の子供家族などなど約100人が参加し、盛大に行われた。6時に始まったパーティは翌朝の2時まで続いたが私は11時で退散した。

Invited by my friend's 80th birthday party
I was invited to an 80th birthday party of my friend who took care of in my previous work and I went there.
This year I came already to Germany and Europe in June, so it was a little bit tough, but as I was told by her that she would be delighted to come, I decided to participate if she will be pleased. .
I participated in the party with Japanese clothes (photo), so she was surprised a bit, but she appreciated me and thanked me for coming in especially with kimono. I was the first time to wear kimono in a foreign country, but it seemed quite good, I was taken pictures together with many participants.
About 100 people participated in this party and it was held grandly.
The party started at 6 o'clock and continued until 2 o'clock in the next morning, but I went away at 11 o'clock.

ヨーロッパ休暇 3.ドイツ 6月16日〜18日 European vacation 

sasaki-aiki2018-06-28

ミラノからミュンヘンに来る。いつも世話になるティナが迎えに来ていてくれた。今回は女房の弟夫婦をミュンヘンと近郊を案内することになっていて、双方の到着時間がほぼ同じだったので、空港で待ち合わせした。ティナの車でティナの家に行き、荷物を降ろしてから、近所の英国庭園のビアガルテン(写真)に行き、ビールとバイエルンの郷土料理を楽しんだ。夜の11時ぐらいまで外は明るいので、夕方を大いに楽しめるのである。もし日本の夏も11時まで明るければ、超時間会社の中で働かないのではないかと思った。
翌日は、ミュンヘン市内を案内した。まず、市庁舎を見て、隣にあるSchneiderweissというバイエルン風レストランで、白ソーセージを白(小麦)ビールを味わう。その後は買い物をしたり、食料品市場を見たり、世界的に有名なビアホール「ホーフブロイハウス」でまたビールを飲み(写真)、ダルマイヤーという高級カフェーで、ティナも加わって、シャンペンとお菓子とコーヒーでお茶にした。帰りにはこの店印のチョコレートをお土産に買った。夕食は、ティナが白いアスパラガスをゆでてくれた。
翌日は二人の希望でノイシュバインシュタイン城に行く。アルゴイ地方の喉かな景色を見ながらノイシュバインシュタイン城行くと、観光客でいっぱい。ノイシュバインシュタイン城に入るには、整理券が必要なので窓口に行ってみると長蛇の列でいつになるかわからないので、諦めて城の入り口まで行くことにする。バスで5,6分で下車、後は徒歩で城の入り口までいく。城は外からだがよく見え、満足したようだ。
帰途はバイエルン風のレストランで、私の好物のシュバインシュニッツェル(蒸した豚と団子)とビールで昼食をとった。給仕さんたちは、バイエルンの民族衣装を着ていて、バイエルンの雰囲気が出て気持ちがよかった。
翌日は、私は羽田に、義弟たちは汽車でウィーンに旅立った。

European vacation  3. Germany  (June 16 – 18)
I came from Milan to Munich. Tina who always takes care of me was picked up. This time my wife's brother and her wife came also to Munich and I will guide them Munich and its surroundings, and we met at the airport. We went to Tina 's house with Tina' s car and dropped luggages and went to Biagarten in British gardens nearby, enjoying beer and Bavarian regional cuisine.
Next day, I showed them in Munich city. First, I showed the city hall and we tasted the white sausage with white (wheat) beer at the Bavarian restaurant Schneiderweiss. And I brought them to the world famous beer hall “ Hochbraeuhaus”. (Photo) For dinner, Tina boiled white asparagus.
The next day we went to Neuschwanstein castle with hope of them. On the way back we had a Bavarian-style restaurant and had lunch with my favorite Chevy Schnitzel (steamed pig and dumplings) and beer. The waitresses were wearing Bavarian traditional costumes and the atmosphere of Bayern came out and it felt good.
The next day, I left for Haneda, my brother left for Vienna by train.

ヨーロッパ休暇 2.イタリア 6月13日〜15日 European vacatio

sasaki-aiki2018-06-27

トゥルーズ空港からミラノ空港に移動だが、飛行機が遅れてしまい、空港まで迎えに来ている友人に携帯で連絡する。普段、携帯などほとんど使わないが大変役立った。イタリアの友人は私の前の仕事(ドイツ産業見本市日本代表)の同僚(ドイツ産業見本市イタリア代表)で、25年間一緒に仕事をしていた。
彼の家はホテルを経営していて、そのホテルに泊めて貰った。ホテルは五角形をした5階建てで、レーシングカー会場の近くにあることから、F1レーサーが泊まるという。泊まった世界的に有名なレーサーの写真100枚ほどが玄関ホールに飾ってあった。ミハエル・シューマッハの写真もあった。
友人はクラシックカーに凝っていて、6,7台のクラシックカーを持っており、そのクラシックカーで自宅、レーシングカー会場、レストラン等‥へ行ったが、行き慣れているのか凄いスピードで前の車を追い越すのを楽しんでいた。しかし驚いたことには、安全ベルトがないのである。違法ではないのか心配したが、クラシックカーだから、無くてもいいのだろうと納得していた。
友人の親友ピノと三人で、ミラノの中心にある大聖堂を中心に由緒ある建築物を見て歩いた。ピノは絵描きであるので、建造物やミケランジェロなどの芸術家に詳しく、建物や彫刻の歴史や背景などを詳しく説明してくれた。
夕食はピノお勧めの古風なレストランで、三人で楽しんだ。(写真)
ミラノは暑い日が続いたので、ホテルのプールで泳ぎ、大分日焼けした。
いい休暇になった。
European vacation 2. Italy (June 13 - 15th)I moved from Toulouse Airport to Milan Airport, but the airplane was delayed. My friend in Italy was a colleague of the previous work (German Industry Fair Japan representative) and I worked together for 25 years. His house runs a hotel and I stayed at the hotel. Because it is near a racing car site, it says F1 racer will stay. My friend is stuck in classic cars and has six or seven classic cars in the garage.
Together with the friend's best friend Pino we walked with sightseeing historic buildings, centered on the cathedral in the center of Milan, and we had dinner with three people at Pino’s recommended old-fashioned restaurant. (Photo)

ヨーロッパ休暇 1.フランス 6月10 日〜12日European vacati

トゥールーズ合気道講習会の後は恒例の休暇ということになる。
講習会を終えて、稽古人達と道場で、シャンパンで乾杯して、稽古人が自分でつくってきたもので食事をした。
午後3時頃、招待してくれた道場長である友達の車で、奥さんと三人でコリウールに向かう。コリウールはトゥルーズから4時間ほどの距離で、地中海の面し、スペインにも近い町である。一昨年も泊まったホテルで二泊三日する。ホテルはこの港町から来るまで2,3分の丘の上にあり、海が眺望できる。また、ホテルにはプールがあるので、毎朝、泳いだ。まだ、ちょっと涼しかったせいで、朝泳いでいるのは我々だけだった。
コリウールはアンチョビで有名ということで、沢山食べた。これまでは細切れになったアンチョビしか食べていなかったが、姿づけのアンチョビである。オリーブ油と酢で味付けされていて、それほどしょっぱくなく沢山食べる事ができた。アンチョビにはBANYULSという赤ワインが合うというので、BANYULSを沢山飲んだ。
二日目は、車で近郊の港町を回り、浜辺で泳いだ。まだ本格的な夏休みに入っていないので、観光客は多くなく、レストランや喫茶店の前にあるパラソルの席は、ぱらぱらの人しかいなかった。でも、もうすぐ休暇の客や観光客でにぎわう気配が十分あった。
コリウールからトゥルーズへの帰途、牡蠣が美味しい漁村によって、生ガキを沢山たべた。フランスの休暇もこれでお終い。翌日はイタリアである。(続)
European vacation  1. France ( June 10 – 12)
After Toulouse Aikido training course, we go to the sea by car
It is a seaside town in the Mediterranean, about 4 hours by car from Toulouse called Collioure, anchovy is a famous town. We ate a lot of anchovies with the red wine Banyuls that fits anchovies. On the way home to Toulouse,we ate a lot of raw oysters after a long absence, due to the port city where the raw oysters are delicious.

sasaki-aiki2018-06-24

2018.6.24
トゥールーズ合気道講習会
毎年、恒例になっている合気道講習会をフランスのトゥールーズ市でやってきた。6月9日(土)と10日(日)の二日間にわたって行われた。(写真)

今回の講習会のポイント:
?.基本のやるべきことをやる。出来ないからやらないのではなく、今、出来なくとも、いずれ出来るから挑戦しなければならない。
  そのために、やるべき事を示し、稽古をする。すぐには出来ないはずだが、それを後で稽古してもらえばいい。
?.基本が出来れば、その応用技もできるし、摩訶不思議な技になることを示す。合気道の技は摩訶不思議なものでなければならない。

やるべき事: これが出来なければ技にならない事“技の要素”
    ○手先と腰腹を結ぶ
    ○腰腹で手をつかう
    ○手は体の中心線上にあり、動く
    ○肩を貫く
    ○足は撞木足
    ○腰➡足➡手の順でつかう
    ○手、足、手と足の陰陽
    ○肩の陰陽(用と体)=面でつかう
    ○手、腰、膝、足の十字
    ○体は捻らない
    ○体は円くつかわないと動けない
    ○体を円くつかう
    ○息(イクムスビ)で体をつかう
    ○相手との一体化
    ○阿吽の呼吸
    ○支点を動かさず、対照をつかう
    等々

稽古内容は次の通りである:
6月9日(土) 午前
I.基本の稽古
1.準備運動

2.米の字当方:手先と腰腹と結び、腰腹でやる。折れない曲がらない手を手刀として使う。手先は体の中心線上を動く
3.転換運動(逆半身片手取り):体と心の転換、手先と腰腹を繋ぎ、切らない、手先を十字にかえす、反対側の肩を用につかい等の注意
4.陰陽・十字:
陰陽:手、足、肩を右左規則的に陰陽につかう
○ 正面打ち入身投げ (手、足、手・足)
○ 後ろ両手取り呼吸法 (手と足を陰陽につかわないと出来ない)
○ 胸取り面打ち (同上。体を捻るとできない)
○ 正面打ち一教 (七歩の規則正しい陰陽でやる)
○ 正面打ち小手返し( 同上 )

十字:手と腰を十字々々にかえす
○ 諸手取呼吸法
○ 片手取り四方投げ
○ 正面打ち入身投げ
○ 交差取り二教
● 片手取りの手先だけを十字にかえす

5.呼吸力の養成:呼吸力が弱ければ技は掛かり難いから、呼吸力は最後まで養成していかなければならない
○ 片手取り呼吸法
○ 諸手取り呼吸法 
○ 二人掛け呼吸法 (諸手+諸手、諸手+片手首絞め)
○ 坐技呼吸法

6月9日(土) 午後
?.テーマ:息で体をつかい、技を掛ける
受けも、取りと同じ息づかいをしなければならない

1.準備運動と柔軟体操:イクムスビの息づかいでやる
2.息づかいの稽古と肩を貫く鍛錬:
  ○正面打ち(イクムスビと十字の息づかいで)
  ○横面打ち(  同上  )
3.イクムスビで技をつかう
○片手取り呼吸法
○天地投げ
○半身半立ち四方投げ(座したまま)
○二教裏
4.受けもイクムスビで
   ○四方投げ
   ○二教
   ○座技呼吸法
   ○前受身 
5.相手との一体化
   ○息イクムスビのイーで相手の手をくっつける
   ○後ろ両手取(相手とくっつく最適な稽古法):息で、手の支点を動かさず、その対照(腹、腰)を動かす。腹、そして腰、背中に気を流すから、相手のお腹が背中にくっつくことになる ➡
6.後ろ両手取
   ○呼吸法
   ○四方投げ
   ○小手返し
7.自由稽古
8.坐技呼吸法
   ○横から掴まれる(通常)
   ○相手の手首を掴んで投げる(四教決めで)
6月10日(日) 午前
? 応用技と摩訶不思議:基本が出来れば、応用技、摩訶不思議の技がつかえるようになる
1.準備運動と柔軟体操:イクムスビと十字の息づかいでやる
2.舟漕ぎ運動
3.単独動作:この中に相手を入れてしまえばいい
○一教
入身投げ(表、裏)
四方投げ ➡
演武
4.片手取り四方投げ10本

5. 摩訶不思議な技が生まれる
勝速日
説明演武
●太刀さばき 太刀対太刀 勝速日(時間も空間を超越)●太刀さばき 太刀対素手 
 ○正面打ちでさばき(前と後ろ)、横面を打つ
説明演武
●短刀さばきで入身投げ
 ○突き短刀さばき入身投げ
    指一本でもできる
説明演武
●指一本で相手をくっつけてしまう 
●指一本で呼吸投げ
● 阿吽の呼吸:受けを浮かす
説明演武
●正面打ち入身投げ
●天地投げ
●片手取り呼吸法
●片手取り二教
●坐技呼吸法
6 自由稽古
○各自が研究している事、したいこと(技、動き)を自由にやってもらう
○解らないことや質問があれば、まわっていって一人ひとりに対応する 
○共通の問題があれば、それを説明・演武して、皆でやってみる 

全日本合気道演武大会 All Japan Aikido Demonstration

sasaki-aiki2018-05-26

2018.5.2

第56回全日本合気道演武大会が武道館で開催された。武道館はほぼ満席で、昨年よりも多いようだった。
今回は敬意を表して、和服を着用して見に行った。道場の顔見知りの何人かに会ったが、皆、私の和服姿は、はじめただったので驚いたようで、これまでの印象が多少変わったようだ。
子供たちから、先生方まで幅広い年代層の演武が盛り沢山あり、5時間に及んだ。いつも楽しみにしている多田宏師範も見事なもので、とても88才とは思えない、力強さとスピードであった。前回も書いたが、先生は相変わらず、毎朝、禊を欠かさずやられているのが、一目瞭然だ。改めて、先生に見習わなければならないと思った。

All Japan Aikido Demonstration

The 56th All Japan Aikido Demonstration was held at Budokan. The Budokan is almost full and seems to be more than last year.
This time I wore a Japanese clothing to watch.