佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

高尾山を歩く Walk on Mt. Takao

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2019.10.21

数年ぶりで高尾山を歩いた。最近は足腰の衰えを少しでも抑えようと、散歩をしたり、階段をつかったり、電車ではなるべく立つようにしたりしているが、一寸物足りなくなっていたので山歩きをしようと思った。近所にも山はあるが、行くなら知っている山がいいと思い、過ってよく歩いた高尾山に決めた。高尾山は先輩や仲間と何度も行っているし、一本歯の下駄で上り下りした事が2回もある、言うなれば自分の庭のように思える。

5時に起きるつもりだったが、6時に目を覚まし、朝食も取らず、禊ぎもせずに、前の晩に用意したリュックを背負って新宿に向かう。

朝食を家で取らなかったのは、新宿の行きつけの喫茶店のモーニングサービスでゆで卵を食べたかったからである。時間を取られるが、別に急ぐこともないので、お腹の要望に応え、のんびり味わってから駅に行き、昼食用におにぎりを買って電車に乗り込んだ。始発の新宿から終点の高尾山口まで、特急で一時間弱である。

高尾山は頂上まで6つのルートがあるが、先日の台風のため、私が一番好きな沢沿いの6号路が倒木のため通行禁止になっていたので他のルートを取った。今回は久しぶりの高尾山なので、何といっても怪我や事故なく無事に帰ってくることを第一としたが、最大のテーマは、勿論足腰の鍛練である。足底の三点(踵、小指球、母指球)をしっかり地につけること、ナンバ歩法、息づかい、腹の重心移動などである。

道々多くの登山者に合うが、結構多くの外国人に出会った。元気な若者が多かったせいか、彼らの歩法はナンバではなく西洋歩きで上り下りしているのには驚いた。しかし彼らも急な斜面や疲労困憊すればナンバになるはずだと思ったが残念ながら確認はできなかった。

4時間ほどで登り、下りてきたが、高尾山口駅に温泉の看板を見つけたので入った。以前にはない施設である。入場料1000円を購入し、中に入ると風呂場の途中にレストランやマッサージ室、仮眠室などがありどこも盛況だ。

湯船は屋内と屋外にあり、水風呂、炭酸ソーダ風呂、腰かけ湯、岩風呂、それにサウナまである複合温泉である。一寸他の温泉と違ったのは、西洋人が結構多かったことである。彼らは良く来るようで、温泉に慣れ、そして温泉が好きなようで、温泉を満喫していた。

温泉のお蔭か、今回の山歩きの筋肉痛はない。

温泉もできたようなのでこれからも度々高尾山に来ようと思っている。

 

Walk on Mt. Takao

I walked Mt. Takao for the first time in several years. I intended to wake up at 5 o'clock, but I woke up at 6 o'clock, did not exercise in the morning, and went to Shinjuku with my backpack prepared the night before. Mt. Takao has six routes to the top, but due to the typhoon the other day, I took the other route because the Route 6 along the river I like was forbidden due to fallen trees. Since this is the first time in several years in Mt. Takao, it was my first priority to return safely without injury or accident, but of course the biggest theme was training the legs and legs. I went up and down in about 4 hours, and I found a hot spring sign at Takaosanguchi- Station.

It ’s a new facility. There is no muscle pain from this mountain walk.

Since there was a hot spring here, I will continue to come to Mt.Takao.

700回記念祝い 700th anniversary celebration

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毎週書いている合気道論文が700回目を迎えたので、毎回ブログを更新してくれる熊谷氏と自宅で700回記念を祝った。(写真)シャンペンとビールでささやかに祝った。毎週書いているので、700回ということは14年間続けていることになる。800回になるのは2年後ということになるが、取り敢えずの目標は80才までは書き続けることにしてあるので、800回を目標にすればいいことになるようだ。

700th anniversary celebration

The weekly Aikido papers are celebrating the 700th time, so I celebrated the 700th anniversary at home with Mr. Kumagai who updates the blog every time. (Photo) A small celebration with champagne and beer. I write it every week, so 700 times lasts for 14 years. The number of times will be 800, but two years later, but for the time being, the goal is to keep writing until the age of 80.

全国高等学校合気道演武大会 National High School Aikido Demonstration

2019.8.9

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毎年開催され、今回で18回目となる全国高等学校合気道演武大会を見せて貰った。この演武大会は、毎回、金曜日に開催されるので、これまで見たことはなかったが、高校生がどのような合気道をするのか見てみたいと思っていた。今回は今日の道場稽古を休むことにして、綾瀬にある東京武道館での演武大会を訪れた。

プログラムによると、高等学校合気道連盟加盟校は53校で、今回はこの内の40校、425名が参加した。演武は高校生らしく、教えられた通り、柔らかい体を思い切りつかい、力一杯やっていて、見ていて気持ちがよかった。是非、大学でも、社会人になっても合気道を続けてくれるといいのだが、そのためにも合気道の真の素晴らしさの一端でも見つけて欲しいと思う。

この高校生のためにも、もっともっと合気道の修業を深めていかなければならないと思った。

National High School Aikido Demonstration

I went to see a national high school aikido demonstration. This demonstration is held every year, and this is the 18th time.

40 schools and 425 students participated in this demonstration.

Their performance was like a high school student, they performed as taught by their teachers, and made full use of their soft bodies, so I enjoyed watching.

全日本少年少女合気道錬成大会 All Japan boys and girls Aikido drilling school

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2019.7.14

恒例の全日本少年少女合気道錬成大会が武道館で開催されるという案内を頂いたので行って来た。プログラムを購入するのを怠ったため、この道錬成大会への参加団体や参加人数など分からないが、これまでにない参加団体と人数があったと見る。会場で錬成に参加した少年少女は例年になく多かったし、観覧席も三階の半分まで埋まっていた。

多くの少年少女が一堂に会して合気道の錬成を懸命にやっているエネルギーは膨大で、沢山のエネルギーを貰った。子供たちのレベルがこれまでになく上がっている事に驚いた。また、少年少女の真面目で素直さには心打たれた。各道場の指導者の言う通り、教える通りにやっていると分かる。後ろ受身をきちっとやっているところは、指導者自身がきちっと受け身を取ってみせて指導しているはずである。高齢のわれわれのような横着受身を取っているグループもあるが、指導者は高齢なのか、怠惰なのかは分からないが、子供たちはそれを真似てやっているはずである。指導する場合は勿論のこと、通常の稽古でも子供たちが真似しても恥じないような稽古をしなければならないと、あらためて肝に銘じた。

 

All Japan boys and girls Aikido drilling school

Since the annual All Japan boys and girls Aikido drilling school is held at the Budokan, I went there.

A lot of boys and girls gathered in one hall and worked hard to squeeze Aikido. I was surprised that the children's level has never been higher.

In addition, I was impressed by the honesty of the boys and girls. I thought that I had to practice so as not to be ashamed of imitating children.

 

遊びの流儀展 Style of Play-Exhibition

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2019.7.8

六本木にあるサントリー美術館で「遊びの流儀展」を見に行って来た。月曜日のせいか余りビジターは多くなく、ゆっくり観る事が出來た。

展示の趣旨は、平安時代から近世初期の「風俗図」や「遊楽図」によって、日本の伝統的な遊びや楽しみごとを見せるというモノであった。

特に、冒頭に紹介された「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそゆるがるれ。」(『梁塵秘抄』)が印象的で、我々現代人は、もっとうまく遊ばなければならないと思った。

 

展示テーマは8章に別れていた。第1章 「月次風俗図」の世界、暮らしの中の遊び;第2章 遊戯の源流、五感で楽しむ雅な遊び;第3章 琴棋書画の伝統、君子のたしなみ;第4章 「遊楽図」の系譜(1)邸内遊楽図」の諸様相;第5章 「遊楽図」の系譜(2)野外遊楽と祭礼行事;第6章 双六をめぐる文化史、西洋双六盤・盤双六・絵双六;第7章 カルタ遊びの変遷、うんすんかるたから花札まで;第8章 「遊楽図」の系譜(3)

舞踊・ファッションであり、総展示作品数は117点に及んだ。

期待以上に見ごたえのあった美術展だった。

 

Style of Play-Exhibition

I visited an exhibion “Style of Play” in Suntoru Museum in Tokyo. The exhibition was composed of 8 parts:The World of Customs by Month’Play The Origines of Enjoyment;The Four Arts;The Genealogy of Merrymaking in Art;The Culture History of Sugoroku etc.;Changes in Karta etc.

Ancient people from children to nobles had enjoyed their life very good. We modern people should also enjoy our life like them.

 

ツールーズ合気道講習会 Toulouse Aikido Course

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2019.5.25-26

恒例のツールーズ合気道講習会が5月25日と26日の2日間行われた。30人ほどが参加したが、各1時間30分の稽古を3回行った。(写真)今回の稽古テーマは「次の次元への稽古。魄から魂の稽古へ」。魄の稽古を脱出し、魂の稽古に入る準備をしようとするための稽古である。難しかったが、稽古の趣旨と稽古法は分かってくれたようなので、後は繰り返し稽古すれば身に着くはずである。来年の講習会でどれだけ耳突いたかを見るのが楽しみである。

Toulouse Aikido Course

The annual Toulouse Aikido Course was held on 25th and 26th May. About 30 people participated, and we did three lessons of one and a half hours each. (Photo) The theme of this lesson is "Study to the next dimension.

 

 

 

合気神社大祭 Aiki Shrine Festival

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2019.4.29

恒例の合気神社大祭にお参りさせて頂いた。今回の大祭は「開祖・植芝盛平五十年祭」と「二代目道主・植芝吉祥丸二十年祭」であった。曇って空気が一寸冷たかったが雨が降らず、無事に参拝できたし、中庭での直会も楽しめた。

稽古仲間(写真)とひとつ前の電車でのんびりと来て、岩間の駅の周りや、神社の周辺を見てまわった。駅の前には新しく何とかセンターと遊園地が出来ていた。神社を囲んでいた樹々の何本かがところどころ切り倒されており、日が差すようになったのか樹々が生き生きしているように感じた。また、いつもの参拝の場所に以前あった若い紅葉の木も切られていたので、以前参拝に邪魔になっていた枝がなくなりよく見えた。

直会の後に近所の栗屋さんに行こうと思っていたが、休みという事がわかり、駅前の喫茶店でお茶を飲んで帰る。

今回の合気神社大祭でお参りの意味がわかったようである。これも研究していこうと思いながら帰ってきた。お参りのご利益だろう。

 

Aiki Shrine Festival

I went to the annual Aiki Shrine Grand Festival.

It was cloudy and the air was a bit cold, but it didn't rain, so I was able to worship safely, and I enjoyed lunch in the courtyard.

It seems that the meaning of the worship to the god was understood at this Aiki Shrine Festival. I came back thinking to study this too.This is also the benefit of God's worship.