佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

東中野の氷川神社例祭 Die Herbst-Fest des Schreins

sasaki-aiki2012-09-17

2012/09/17

住まいの近くに氷川神社があり、14日と15日は例祭であった。例祭とは、毎年きまった月日に本式に行われる神社の祭りで、神輿も担がれる。
この東中野にある氷川神社は、旧中野村の総鎮守社で、創建は長元3年(1030年)に武蔵野一の宮である埼玉県大宮市の氷川神社から勧請したと伝えられている由緒ある神社である。祭神は素佐之男尊・稲田比売尊・大己貴尊の三社である。
ふだんは静かで参拝客もまばらな境内であるが、夜もまだ露店が所狭しと並んで、歩けないほどの人出であった。
参拝は長い行列のため、失礼ながら遠くからすませたが、境内でお神楽が舞われていた。下げ札をみると武州里神楽とあり、煌びやかな衣装をつけた舞いと笛と太鼓と小太鼓のお囃子がすばらしかったので、最後まで見た。内容はお能の「小鍛冶」と同じで、天皇の命を受けた鍛冶師が、刀を打つのに相槌を務めるよい者がいないので、助けを求めて稲荷明神に祈ると、稲荷明神が現れ、よい出来栄えの刀ができるという筋である。舞台では、刀匠の小鍛冶宗近と、頭に狐の形を着けた神が熱演していた。
帰宅して、この武州里神楽を調べてみると、四世紀・十代に亘って石山家に伝えられ、少なくも元禄年間(17世紀末)から神楽を伝承する、関東で最も古い神楽太夫の一家であるという。石山家の神楽は武蔵・江戸・相模に広く名を馳せたことから、無形民俗文化財武州里神楽」第一号の指定を受けた、とあるから由緒ある神楽であった。よいものを見せてもらった。

Die Herbst-Fest des Schreins
Am Sonntagsabend sind wir zu einem Schrein spazirengegangen. Dort wurde die Herbst-Fest veranstaltet, und auf der Buehne die Maskenspiel wie Noh gezeigt. Begleitet mit den grossen und kleinen Trommel und Floet aus Banbu spielten und tanzten zwei Maenner mit den praechtigen antiken Kleidungen. Es war wunderbar, und viele Zuschauer blieben bis Ende.