2012/11/27
今日、維新の洋画家で、近代日本美術の先駆者である川村清雄(かわむらきよお・1852-1934)(写真)展を江戸東京博物館で見てきた。この展覧会は江戸東京博物館開館20周年記念特別展ということで、フランス・オルセー美術館から里帰りした「建国」や勝海舟の肖像画、篤姫の肖像画など100点が集められていた。
川村画伯は、黒船来航前夜の江戸で旗本の子として生まれ、明治4年に徳川家の援助を得てイタリアに留学。しかし、帰国したときの日本洋画壇はフランスの影響を強く受けており、川村画伯の修めたイタリア伝統の油彩画法は時流に容れられなかったので、やがて画壇に背を向けることになる。
その後、勝海舟や徳川家達などの良き理解者の庇護のもと、日本人独自の油彩を生涯にわたって追求し続けた。
しかしながら日本洋画壇からは認められず、経済的にも大分苦労したが、自分の道を貫き通した。自分の仕事の評価は後世がやってくれると、その時の評価など気にしないで、83歳まで描き続けた。
一番印象に残ったのは、滝の絵だった。勢いのある水の流れで、滝の音が聞こえてくるような迫力があった。音声ガイドによると、画伯はこの滝を描く際は、まわり近所の人たちが大変驚いたほど大声で気合をかけながら描いたという。相当な気合が入っていたわけである。合気道での技の稽古でも、気合は大事であると思った。
Die Ausstellung des Malers Kiyoo Kawamura
Kiyoo Kawamura wurde in !852 in der alten Tokyo, Edo, geboren. Er fuhr zuerst nach USA mit Dampfschiff, dann nach Italien, wo er 6, 7 Jahren Oelbildermalerei gelernt hatte. Nach der Rueckkehr nach Japan hatte er kein Glueck mit seinem Kunst, aber wurde von einigen bekannten Politikern gestuezt, liess er viele moderne Werken in verschiedenen Arten hinter. (Photo:Selbstportrait)