第３６回目になる「全日本少年少女武道練成大会」を観にいってきた。会場は九段にある武道館である。地下鉄の九段駅を降りて、地上に出ると、蝉がうるさいほど鳴いていて、暑さとともに夏を感じる。
１１時開会なので少し前に会場入りしたが、一階、二階はほぼ満席であった。出場する団体ごとに場所が決められているようで、一般の見学者が席を見つけるのは難しかった。
「全日本少年少女武道練成大会」は、合気道だけではなく、柔道、空手、剣道などの武道８団体の練成大会であり、本日は合気道の「全日本少年少女武道練成大会」なのである。
主催者によると、今回の合気道の「全日本少年少女武道練成大会」の参加団体は２１６団体、参加者は２，５０１人ということで、北は青森から、南は広島からの参加があったという。
舟漕ぎ運動を全員でやった後、小１〜小２、小３〜小４、小５〜小６、中１〜中３の稽古練成、各団体の演武練成、そして本部道場指導部演武、最後に、植芝充央本部道場長代行による総合演武で締めくくられた。
幼い子供たちが一生懸命に演武する姿はいい。人に見せようという慾はなく、ただがむしゃらに、一生懸命で投げたり、受けを取ったりしている。後ろ受け身も最後まで転がって起き上がる。起き上がると、また懸命に相手にかかっていくし、相手を投げると飛びあがって喜んでいる子もいた。うまくなくても、楽しんでいる姿や、その一生懸命さがすばらしかった。きっと指導者がきちっと教えているのだろう。もちろん、そうでないのもあったが、年を取るに従って、慾が出てくるのだろう。
子供たちが一生懸命に演武をするのを見て、自分も自分のためだけでなく、この子どもたちのためにもがんばらなければ、と思った。
他人を意識しすぎる大人たちの演武を見るより、純粋な子供たちの演武の方が、自分にさらなる稽古の意欲をかき立ててくれるようだ。
All-Japan Jungen und Maedchen Aikido Seminar und Demonstration
Ca.2500 Jungen und Maedchen in Japan zeigten die Training von Aikido. Die Kinder trainierten so ernst und eifrig, und ich bekam viel besseren Eindruck als die Demonstration der Erwachsenen. Wir muessen fuer die Zukunft solcher Kindern noch ernster trainieren.
