2014.11.13.
秋は食欲だけではなく、文化の興味をも目覚めさせてくれるようである。今日は秋晴れのよい天気で、仕事も稽古もないので、女房とふたりで上野にある東京美術館に「ウフィツィ美術館展」を見に行った。
ウフィツィ美術館とはイタリアのフィレンツェにあるイタリアルネサンス絵画で有名な美術館で、近代式の美術館としてはヨーロッパ最古の一つであるが、かの有名なメディチ家の歴代の美術コレクションを収蔵している。ちなみに、「ウフィツィ」とは、英語の offices (オフィス) にあたる語に由来するそうだ。勉強になった。
「ウフィツィ美術館展」ではウフィツィ美術館で収蔵されている４０、５０点ほど展示されたが、お目当てはボッティチェリの作品である。
ボッティチェリの作品は、５点ほど展示されていた。彼の代表作である『春』や『ヴィーナスの誕生』はなかったが、『パラスとケンタウロス』を見ることができた。確かに、他の画家の作品と比べると、立体性、繊細性、打ち込んでいるエネルギーなどが際立っている。
日本の西欧の美術展では珍しいことに、欧米の人達がけっこう目についた。本家のウフィツィ美術館には世界中から見に来るため、ゆっくり見ることもできないようで、この展覧会でゆっくり見たかったのかも知れない。
よい文化の一日だった。
写真：夫婦の『パラスとケンタウロス』
Uffizi-Ausstellung in Tokyo
Im Tokyo Metropolitan Museum wird gerade die Ausstellung der Malerei von der Uffizi-Museum, Firenze, veranstaltet. Da heute ein wunderschoenen Herbst-Tag ist, haben wir beschlossen, dort zu besuchen. Die echte Oelbilder vom bekannten Botticelli zeigten u.a. seine Sensibilitaet und seine kuenstlerische Begabung.
