2017.6.27
「水墨の風」と題する水墨画展を、有楽町にある出光美術館に見に行ってきた。
今回のテーマは「風」ということで、風をテーマにした水墨画が５０点とその当時の陶磁器が展示された。
今回は、特に雪舟と等伯を集中して見ることにしていたが、期待していたように素晴らしい作品を見ることができた。
特に、雪舟の「四季花鳥屏風図」には動きがあり、宇宙に拡がる渦が見えるようだったたし、等伯の「四季柳図屏風」（写真）の柳の葉が、終わりなく落ち続けているように見えた。流石に素晴らしく感動した。
もう一点素晴らしいと、じっくり見たのが「牧谿の『叭々鳥図』であった。流石、我々にまで名が知れている作者の作品であった。その架空の小鳥の威厳のある姿は、宇宙と対話をしているような感じがした。
展示は、雪舟（「雪舟を創りあげたもの − 破墨山水図」）、等伯（「等伯誕生」）の他、「室町水墨」、「近世水墨」の４章に分かれていたが、雪舟と等伯を見てしまうと、描かれた世界が小さく、動きがない感じがし、余り興味が湧かずさらっと素通りをしてしまった。
SUMIE -Ausstellung von Sesshu und Tohaku
Eine SUMIE-Ausstellung wurde in Idemitsu Museum in Tokyo veranstaltet und ich habe dort besucht. Das Thema der Ausstellung war “Wind”. Ca.50 SUMIE waren ausgestellt. Insbesonders war ich von “Sesshu” und “Tohaku” davon (Photo) begeistert.
