佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

ヨーロッパ旅行続き Nach Helsinki und Frau Otto 103 Jahre alt

sasaki-aiki2017-06-26

2017.6.19
15日にチューリッヒ空港からヘルシンキに向かう。ヘルシンキ空港には友達が迎えに来ているはずである。小さな空港だし、スイスからフィンランドはEU域内の所謂、国内移動ということになるので(スイスはEU参加国ではないが、EUと協定を結んでいる)、通関手続きもなく、簡単に出られるはずだったが、荷物を受け取る手荷物引渡所のbaggage claimの案内文字を途中で見失ってしまい、係官と連絡を取って、その場所に戻ったりしたので時間が掛かってしまった。一つ驚いたのは、以前来た時に通じていたドイツ語がほとんど通じなくなったことである。国際空港がこのような状態なので、町は押して計るべしである。

でも友達は待っていてくれた。2005年以来の再会である。ドイツの見本市会社で、会社の社長副社長やハノバー市長を招いて一緒に退職パーティをやって以来である。12年ぶりである。
友達は女性である。ドイツの見本市で20年以上一緒に仕事をし、仕事が終われば行きつけの飲み屋で、他の同僚と一緒に毎晩、飲んで、食べて、談笑したものだ。
また、彼女は日本に数度来たこともある。初めての日本では、東京の我が家に一週間ほど滞在した。
私も彼女の家に一度やっかいになり、ヘルシンキを案内してもらったり、自宅のサウナに入れて貰ったりした。
今回、彼女を尋ねたのは、旅行が好きだった彼女が、眼圧の関係で飛行機に乗れないようになり、旅行ができなくなったため 大分落ち込んでいると聞いたので、励まし、元気づけてやろうと思ったからである。本来なら、彼女も今回のスイス旅行に参加したかったはずであり、残念だったはずである。
もう一つの理由は、彼女の前任者であり、私の仕事仲間でもあったオットー婦人に会うことである。彼女とは1980年頃から2,3年一緒に仕事をした。
オットー婦人は今年で103才なのである。103才の彼女に久しぶりの挨拶をし、話をし、そして彼女の長生きの秘訣を知りたかったのである。
オットー婦人は老人ホームで暮らしていた。車のついた歩行器を使うが、立ったり着席したり、歩行も誰の助けも借りずに一人でやっている。昼食を三人で一緒に取ったが、食欲も旺盛である。話をしても言葉は明瞭で、頭もしっかりしており、記憶力も抜群である。彼女を見、話していて103才の秘訣が見えてきたようだ。簡単にいうと、体を動かし、頭をつかい、食事をしっかり取ることのようだ。更に、人の話に耳を傾け、よく聞くこと。物事をポジティブに見、考えることが重要でありそうだ。何かをぶつぶつ不平を言ったり、ネガティブな言葉を発したり、暗い顔をオットー婦人は我々がいた間の約2時間に一度見せなかったのである。最後に、おしゃれなことを付け加える。死にはこだわっていないようだが、毎日、その瞬間々々を最大限楽しもうとしているようで、大きな刺激を受けた。
流石は103才と感激して家に戻り、彼女の家のサウナでのんびりした。

Nach Helsinki und Frau Otto 103 Jahre alt

Am 15.Juni war ich von Zurich nach Helsinki geflogen, um meine alte Freundin bzw. Arbeitskollege, Pirkko und Frau Otto zu treffen.
Mit Pirkko hatte ich ueber 20 Jahre zusammengearbeitet.
Frau Otto war auch meine alte Arbeitskollege von 1980er Jahre und ist nun 103 Jahre alt.
Pirkko und ich haben Frau Otto in einem Altersheim besucht. Sie ist immer noch wunderschoene Frau. Ihre Sprache und Kopf sind klar. Sie spricht und denkt alles positive und haelt immer Lächeln auf dem Gesicht.
Ich habe was wichtiges zum weiteren Leben gelernt.
Es war auch schoene Reise in Hersinki.