佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

久しぶりの山歩き

2020.8.10

久しぶりに山歩きをした。最後に歩いたのは1年ほど前の高尾山であった。それ以来、山歩きはご無沙汰である。最近、コロナウィルスの影響もあり、稽古不足であるが、足腰が大分弱っている感じがして、足腰がどれほど弱くなっているか、山歩きで確認することにしたわけである。

家の近所には、山歩きができる奥多摩秩父の山々があるので、自分の条件にあった山を選ぶことができる。今回は「日和田山」を選んだ。選んだ理由は、この山は、車やバスをつかわずに、鉄道の駅から歩いて登りはじめ、次の駅に歩いて下りて来れること、総歩行時間4-5時間、標高差約300メート等と初心者向けであることである。

西武池袋線武蔵横手駅で下車し、8時ごろから登山を開始した。水の流れに沿って、水や小鳥や蝉の声を聞きながら、林や森を抜けて「日和田山」を目指した。久しぶりに自然を満喫する。

「日和田山」に近づいた頃に、足腰に疲れを感じるようになった。以前と比べると足腰は大分弱っていることがわかる。

「日和田山」の頂上(写真)

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で休憩して下山。しかし、途中で左の登山靴の靴底が剥脱してしまった。幸いにも靴底が無くても歩けるので歩いた。靴底がない分約2cmの差があるので歩き難かったが上手く、予定通り駅に辿りついた。この登山靴も1年前に履いたままで手入れや点検をしなかったので、靴底が剥脱したのも仕方がない。この次の山歩きの為に新しい登山靴を買うことにする。

山歩きはいい。足腰にも気分もいい。また、近い内に近所の別な山を歩いてみたいと思っている。

特別展「出雲と大和」 Special Exhibition "Izumo and Yamato"

2020.2.11

今、東京国立博物館で開催されている特別展「出雲と大和」を見に行って来た。今年は日本書紀成立1300年に当たる年なので、この特別展「出雲と大和」が開催されたという。これまで断片的に出雲と大和の文化や関係を見てきたりはしていたが、今回の特別展でそれらの断片がひとつに繋がり、大変有意義な参観となった。例えば、『日本書紀』冒頭の国譲り神話に、「出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。」とパンフレットには書かれている。合気道の魂と魄の表裏一体の関係と同じであり、この表裏一体で日本の国は上手く運営されるものと改めて思った。

この目で展示品を見ると面白い。幽の出雲の展示品は、祭祀のためのモノが多く、顕の大和の展示品は武器や武運を祈る仏像、また、権力を誇示するモノがほとんどであったようだ。

また、祭祀の方法の変革もよくわかった。まず、弥生時代は銅鐸など青銅器を用いた祭祀が盛行し、後に出雲では特徴的な形の墳丘墓を舞台とした祭祀へと変化する。次に、四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)と呼ばれる独特な墳墓がつくられ、そこで祭祀を行った。その後、前方後円墳が大和に出現した。この古墳は政治権力の象徴で、王権の儀礼が繰り広げられた舞台でもあった。そして古墳時代後期に仏教が伝来し、仏教を中心とした国づくりが進められたのである。それ故、祭祀に墳丘墓や前方後円墳が必要なくなってしまったわけである。

2,3年前に出雲に行っているが、また近い内に行きたくなった。

 

Special Exhibition "Izumo and Yamato"

I went to see a special exhibition "Izumo and Yamato" held at the Tokyo National Museum. Since this year is the 1300 year of the Nippon Shoki, this special exhibition "Izumo and Yamato" was held. Until now, I had seen fragmentary cultures and relationships between Izumo and Yamato, but at this special exhibition, those fragments were linked together and made a very meaningful visit. For example, "In ancient times, Izumo and Yamato played important roles as symbolic places of “Yu” and “Ken”, respectively "is written in the brochure. It is interesting to see the exhibits with these eyes. Many of the exhibits in Izumo of "Yu" are for rituals, and most of the exhibits in Yamato of "Ken" are Buddha statues praying for weapons and fortune, and objects that show off power. I went to Izumo a couple of years ago and want to go soon again.

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日本古武道演武大会 Japanese old martial arts demonstration

2020.2.2

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日本古武道演武大会を見せて貰った。会場はいつもの武道館ではなく、綾瀬にある東京武道館である。ここは何度か来たことがあるので問題なく辿り着いた。会場に入ると8割ほどの座席が埋まっていたが、いい席を得る事ができた。

古武道35流派が演武をされた。今回は古武道の技に対して合気道の技がどのようにつかえるかを研究した。例えば、合気道の開祖である植芝盛平大先生ならどうされるのか、有川定輝ならどのように対処されるだろうか等を考えたりしたのである。いい勉強をさせて貰った。

Japanese old martial arts demonstration

I went to see the Japanese Kobudo demonstration. The venue is not the usual Budokan, but the Tokyo Budokan in Ayase. When I entered the venue, about 80% of the seats were full, but I could get a good seat.

35 Kobudo schools were performed. This time, I studied how Aikido skills can be used for these Kobudo skills.

新年賀詞交換会 New Year greeting exchange party

2020.1.11

恒例の合気会

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に行ってきた。場所は新宿にある京王プラザホテル。自宅から電車で乗り換えなしで、歩く時間を入れても一時間ほどなので丁度いい距離である。5時の式開始時間のちょっと前について、会場前で知り合いを捜そうとしたが、人が多くて動きまわれないのでじっとしていた。

道主と来賓の挨拶と乾杯の後、会場を回って懐かしい先輩(写真 石川先輩と)や古い稽古仲間と挨拶を交わし、今年の稽古の健闘と健康を願い合った。

毎年この新年賀詞交換会で楽しみにしているのは、多田宏先生とお目に掛かり、ご挨拶をさせて頂く事である。今年もご挨拶させて頂いた。先生は90歳になられたという。先生の叔母さんは103歳まで生きられたといわれたので、長寿の家系にある多田先生も100歳まで合気道を続けられると思った。先生とは毎年、この新年賀詞交換会でお会いできる他、合気大祭、全日本合気道大会でもお目に掛かることができるので、先生のお元気で活躍されている御姿を拝見できるのを楽しみにしていると共に、先生のお元気を分けて頂こうと思っている。

New Year greeting exchange party

I went to the annual Aikikai New Year's greetings party. The location is Keio Plaza Hotel in Shinjuku. It's just a short distance away from home, less than an hour away.

After the greetings and toasts of DOSHU and guests, I went around the hall and exchanged greetings with nostalgic seniors and old training colleagues, wishing for the good health and health of this year's training.

紅葉 Autumn leaves

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2019.11.14

紅葉を写真に撮って、過っての海外の仕事仲間に送ってやろうと思っているが、今年は暑い日が続いたせいか、11月に入っても周りの樹々の葉は緑々していた。

二、三日前から朝晩少し寒くなってきたので、もしかしたら山では紅葉が始まったかもしれないと思い、近くの長瀞に行った。着いたのは日が沈む直前の4時過ぎだったので、川下りは出来なかったが、夕陽を浴びた樹々は秋色に冴えてとても綺麗だった。

数年前は紅葉を見に出掛けようとか、紅葉に感動するなどなかったが、年を取ったお陰なのだろうと、年を取っていくことに感謝する。

真っ赤に色づいた紅葉を期待していたが、仲間に送るような紅葉を見つけることは出来なかった。しかし、秋に色づいた山を見る事が出来て大満足である。

帰りにはいつも行く温泉でのんびりし、一杯飲んで夕食をとり、はじめて特急電車に乗って帰宅した。

 

Autumn leaves

I'm thinking of taking a picture of the autumn leaves and sending them to my past overseas colleagues, but the leaves of the surrounding trees are still green in November, probably because the hot day lasted this year. It was.  A couple of days ago, it was getting colder in the morning and evening, so I thought that the autumn leaves might have started in the mountains, so I went to the nearby Nagatoro. I arrived at 4 o'clock just before the sun set, so I couldn't travel down the river, but the trees in the sunset were very beautiful in autumn.

A few years ago, I wasn't impressed by the autumn leaves or going to see the autumn leaves. Probably because of the age. Thank you for getting older.

「正倉院展」を見た Saw the Shoshoin Exhibition

2019.10.29

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上野にある東京国立博物館の「正倉院展」に行った。平日で雨が降っているので空いているだろうと思ったが入館まで30分もかかるという混雑だった。

しかし、それは十分報いられた。

一度、正倉院御物を見たいと思っていたがそれが叶えられた。1260年以上にわたり守り伝えられてきた9000点の内の46点が展示されたが、選りすぐりの宝物であり、前から見たいと思っていたモノが多くあった。また、今回は、「正倉院宝物」より一時代古い「法隆寺献納宝物」(東博所蔵)16点があわせて展示された。例えば、大きな口縁部を持つガラス製の「瑠璃壺」、細やかな透かし彫りで獅子などを表した球形の香炉「銀薫炉」、供養の芳香をたいた真ちゅう製の仏具の国宝「鵲尾形柄香炉」等である。

正倉院宝物」46点は6章に分けられて展示された。各章のテーマと私が注目した宝物は次の通りである。

  <一章> 

聖武天皇光明皇后ゆかりの宝物:平螺鈿八角鏡、海磯鏡

<二章>

華麗なる染織美術:墨画仏像

<三章>

名香の世界:「蘭奢待(らんじゃたい)」の名で知られる天下の名香。足利義  政や織田信長らがこの香木を得たいと熱望し、一部を切り取った出来事は有名。近代になっても明治天皇行幸した折に切り取られた。

 <四章>

正倉院の琵琶:螺鈿紫檀五絃琵琶 (写真)

<五章>

工芸美の共演:伎楽面 酔胡王、聖武天皇御愛用の異国趣味な水差し「漆胡瓶」

<六章>

宝物をまもる:塵芥」のひと固まりと、分別された「塵芥」

 

正倉院宝物」は、もとの形状が残っているものばかりではない。1260年以上の月日の流れのなかで、残欠、断爛、塵芥、塵粉となってしまったものもある。これらも「正倉院宝物」として大切に保管されている。

特に興味深かった宝物は、「東大寺献物帳国家珍宝帳)」(奈良時代・天宝勝宝8歳756年)であった。 聖武天皇の御遺愛品を中心とする宝物が東大寺大仏に献納されたときの目録で、全長15メートル弱。改ざん防止のため全面に隙間なく「天皇御璽」の印が捺されている。整った文字と保存状態の良さがすばらしい。

 

正倉院宝物」が1260年以上も守り伝えられたことに感激したし、それを保存修復する方々のご苦労に感謝し、後2000年、3000年と残して欲しいと願っている。

Saw the Shoshoin Exhibition

I went to the Shosoin Exhibition at the Tokyo National Museum in Ueno. It was raining on weekdays, so I thought it would be not crowded, but it was crowded with 30 minutes to enter. But it was well rewarded.

I once wanted to see the Shoshoin gift, but that was realized. 46 of the 9,000 items that have been preserved and transmitted for over 1260 years were exhibited, but it was a treasure of choice, and there were many things that I wanted to see from before

高尾山を歩く Walk on Mt. Takao

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2019.10.21

数年ぶりで高尾山を歩いた。最近は足腰の衰えを少しでも抑えようと、散歩をしたり、階段をつかったり、電車ではなるべく立つようにしたりしているが、一寸物足りなくなっていたので山歩きをしようと思った。近所にも山はあるが、行くなら知っている山がいいと思い、過ってよく歩いた高尾山に決めた。高尾山は先輩や仲間と何度も行っているし、一本歯の下駄で上り下りした事が2回もある、言うなれば自分の庭のように思える。

5時に起きるつもりだったが、6時に目を覚まし、朝食も取らず、禊ぎもせずに、前の晩に用意したリュックを背負って新宿に向かう。

朝食を家で取らなかったのは、新宿の行きつけの喫茶店のモーニングサービスでゆで卵を食べたかったからである。時間を取られるが、別に急ぐこともないので、お腹の要望に応え、のんびり味わってから駅に行き、昼食用におにぎりを買って電車に乗り込んだ。始発の新宿から終点の高尾山口まで、特急で一時間弱である。

高尾山は頂上まで6つのルートがあるが、先日の台風のため、私が一番好きな沢沿いの6号路が倒木のため通行禁止になっていたので他のルートを取った。今回は久しぶりの高尾山なので、何といっても怪我や事故なく無事に帰ってくることを第一としたが、最大のテーマは、勿論足腰の鍛練である。足底の三点(踵、小指球、母指球)をしっかり地につけること、ナンバ歩法、息づかい、腹の重心移動などである。

道々多くの登山者に合うが、結構多くの外国人に出会った。元気な若者が多かったせいか、彼らの歩法はナンバではなく西洋歩きで上り下りしているのには驚いた。しかし彼らも急な斜面や疲労困憊すればナンバになるはずだと思ったが残念ながら確認はできなかった。

4時間ほどで登り、下りてきたが、高尾山口駅に温泉の看板を見つけたので入った。以前にはない施設である。入場料1000円を購入し、中に入ると風呂場の途中にレストランやマッサージ室、仮眠室などがありどこも盛況だ。

湯船は屋内と屋外にあり、水風呂、炭酸ソーダ風呂、腰かけ湯、岩風呂、それにサウナまである複合温泉である。一寸他の温泉と違ったのは、西洋人が結構多かったことである。彼らは良く来るようで、温泉に慣れ、そして温泉が好きなようで、温泉を満喫していた。

温泉のお蔭か、今回の山歩きの筋肉痛はない。

温泉もできたようなのでこれからも度々高尾山に来ようと思っている。

 

Walk on Mt. Takao

I walked Mt. Takao for the first time in several years. I intended to wake up at 5 o'clock, but I woke up at 6 o'clock, did not exercise in the morning, and went to Shinjuku with my backpack prepared the night before. Mt. Takao has six routes to the top, but due to the typhoon the other day, I took the other route because the Route 6 along the river I like was forbidden due to fallen trees. Since this is the first time in several years in Mt. Takao, it was my first priority to return safely without injury or accident, but of course the biggest theme was training the legs and legs. I went up and down in about 4 hours, and I found a hot spring sign at Takaosanguchi- Station.

It ’s a new facility. There is no muscle pain from this mountain walk.

Since there was a hot spring here, I will continue to come to Mt.Takao.