佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

雪舟と水墨画展 Die Ausstellung traditionaeren Malerei

sasaki-aiki2009-01-12

2009/01/12

昨日テレビを見ていると、千葉市美術館で「雪舟水墨画」展が1月25日まで開催されるという。出品点数が60点以上で、雪舟のほかに、中国宋代の牧谿、剣豪宮本武蔵、浦上玉堂などの作品が見られるというので、祝日を利用して見に行った。

展示品は雪舟の故郷である岡山県の県立美術館から貸し出されたもので、宮本武蔵の「周茂叔図」(しゅうもしゅくず)など、以前、岡山で観た記憶があるものもあったが、その頃よりは水墨画のよさが分かるようになっていた。名品と言われる作品は、じっと見ていると今にも動きそうであるし、またこちらに何か語り掛けているようにも思える。例えば、「達磨図」(惟馨周徳 室町時代)の上目ずかいの目玉の点々をじっと見ていると、横っちょを見ているはずの目にじっとにらまれているのである。気をそらすと、達磨の目はまた横っちょを見ている。摩訶不思議であった。

水墨画というのは、水暈墨章画(すいうんぼくしょうが)を略した言葉であるという。これは知らなかった。また、雪舟の名前は等揚(とうよう)という(1420−1508)。名字があれば名前があるのは当然だが、雪舟等揚と姓名を見たのは初めてであった。それから、日本最古の水墨画を見ることもできた。それは、南北朝期の画僧、鉄舟徳済の「芦雁図(ろがんず)であった。おかげで、これでまた脳に何本かしわが出来たことだろう。

Die Ausstellung traditionaeren Malerei
Die Tuschmalerei hat in Japan und China sehr lange Tradition. Bosonders die einfache schwarz-weiss Zeichnungen sind wegen ihre hohen spirituellen Ausdruck fuer Zen oder Philosophie kultuelle sehr geschaetzt. Ich habe heute etwa 66 Stueck von solchen angeschaut und sehr beeindrukt.