佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

桜の前のもう一つの花見Pfirsich in voller Bluete

sasaki-aiki2007-03-21

昨日、早くも靖国神社の標本木の桜が六輪咲いたそうだ。今週末ぐらいには、桜の花見ができるのではないだろうか。しかし、その前に桃の花見ができるという報道があったので、古河(こが)の桃林を見に行ってきた。古河は東北本線にあり、上野駅からちょうど1時間のところである。ここは室町から戦国にかけて足利成氏をはじめ五代の古河公方が約120年間にわたり居城し、東国の拠点となっていた町である。さらに江戸時代になると、徳川幕府譜代の城下町として、また日光道中の宿駅として発展した。

桃林の由来は、江戸時代初期、古河城主土井利勝(どいとしかつ)が、江戸で家臣の子供たちに桃の種を拾い集めさせ、古河に送って、農民に育てさせたのが始まりである。それは、領民があまりに貧しかったので、生長が早い桃の実は食用に、剪定(せんてい)した技は薪にし、花は暮らしの潤いにさせるためだったといわれている。

古河総合公園にある桃林には、2000本の桃の木が植えられ、ちょうど花が満開だった。天気もよく、暖かい日だったので、桃源郷というのはこんな処かなと思えたが、それにしては飲んだり食べたりの花見客が多すぎた。
今日の一句 「花見たぜ 人も見たぜ 古河の桃林」
来週は、桜の花見を楽しもう。

Pfirsich in voller Bluete
Huete habe ich eine alte Burg-Stadt besucht, wo ca. eine Stunde von Tokyo entfernt war. Im grossen Park danebn waren die 2000 Baeume von Pfirsisch blueten, und viele Leute sammelten sich unter Bauemen, und machten Piknik.In der naechsten Woche koennen wir bestimmt die Kirsch-Blueten geniessen.