佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

映画「エディット・ピアフ」を観る Film von Edith Piaf

sasaki-aiki2007-10-08

久々に洋画を観た。それもフランス映画である。「愛の賛歌」で世界的に知られているシャンソンの女王と言われたエディット・ピアフの伝記映画なので、吹き替えでないフランス語そのままの会話で、パリの街や人が舞台だった。ピアフの歌も30曲ぐらい聞けた。ピアフは大道で歌っていたところをキャバレーのオーナーに認められてデビューする。しかし、その後も悲劇の連続で、アルコールで泥飲したり、一日10本もモルヒネを打ったりする。晩年は足腰も立たない状態になるのだが、舞台に立って歌い始めると、外見から想像できない声量と声音で歌い、喝采を浴びる。
晩年のピアフを見ていると、開祖の晩年と重なってきた。開祖も最晩年、新道場が出来て3階の道場に行くのに、両側にお供が付いて階段をやっと上るのだが、いざ道場に立つと体がシャンとして、足の弱りなど感じさせない演武をされたと、いつも介添えしてお供していた先輩から聞いていた。開祖は勿論だが、ピアフも現実の物質的顕界ではなく、そのときは魂の世界、幽界で歌っていたに違いないと思った。だからピアフの歌は万人を魅了するのだろう。合気道だけでなく、音楽でもこの境地を目指していた人がいた。合気道をやる者も頑張らねばならないだろう。

Film von Edith Piaf
Heute habe ich den franzoesischen Flim “Edith Piaf” im Kino gesehen.Piaf hat in der andere Dimension gesungen und gelebt, und es hat mir erinnert den grossen Meister von Aikido Morihei Ueshiba.