佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

養老孟(解剖学者)の講演「文系の壁・理系の壁」を聴く Symposium t

sasaki-aiki2008-09-28

2008.9.27.

東洋大学のシンポジウムで養老孟氏の講演があることを知った。土曜日なので、通常は本部道場へ稽古に行くのだが、このシンポジウムのテーマは非常に興味があるし、特に、養老孟氏の話は一度聴いてみたいと思っていたので、急遽稽古を休んで行ったわけである。

タイトルは「文系・理系の壁とは何か? 〜理系教育・文理融合型教育の未来を考える〜」で、趣旨は、今、文系と理系が融合した、新しい領域の学問がどんどん誕生しているが、「文系」「理系」の壁を越え、21世紀の様々な問題を解決する新たな「知」を生み出すためにどうすればいいのかを考えることである。このシンポジウムの特別講演には解剖学者・養老孟氏(写真)が招かれていた。基調講演は、伊藤忠商事株式会社取締役会長 丹羽宇一郎氏であった。

お陰でその甲斐はあった。特に印象的だった話は、今、IT時代と言われるように、情報を重視する社会であるが、情報は「情報」として書き込まれた時点で固定し、変化が止まるものであるというのである。インターネットにある情報は、すべて過去の遺物である。従ってネットの情報を得たり、それを使いこなそうとするのは、後ろ向きに生きていることになる。だから、未来が見えず、不安でしょうがないのだそうだ。それ故、情報(別な言葉では「概念」)だけで生きるのではなく、五感をもっと使って生きるべきだと言う。氏はこの「概念」と五感をan apple と the apple の違いで説明した。

合気道の稽古もまさにそうである。自分の五感を大事にしなければならない。五感を磨き、概念に押しつぶされないようにバランスを上手くとっていかなければならないだろう。

Symposium teilgenommen

Am 27. Sep. habe ich eine Symposium teilgenommen. Die heisst ‘The walls of the humanities and sciences?’ Der Redner ist in Japan bekanntest Gehirnproffesor und sie war sehr interssant fuer unsere Messegeschaeft sowie mein AIKIDO.