佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

空海と密教美術展  Kukai’s World−The Arts of Esoteric Buddhis

sasaki-aiki2011-08-10

2011/08/09

上野の東京国立博物館で「空海密教美術展」があるので、猛暑をおして女房と見に行ってきた。
空海が中国から持ち帰った絵画や仏像、法具のほか、空海の構想によって造られた東寺の講堂の「立体曼荼羅(りったいまんだら)」を構成する諸像や、空海自筆の書など、空海所縁の作品を中心に、日本の密教美術1200年の原点ともいえる名宝が結集した。展示作品は約100点で、その内、98.9%を国宝・重要文化財が占めるという質の高さものであった。
空海は三筆と言われる能書家の一人で、素晴らしい書を残しているのでそれを楽しみにしていたが、空海筆や伝空海筆を8件見ることができた。でもこれを見たからといって、自分のカナクギ文字が変わるとは思えない。
会場は4つのテーマに別れて展示されていたが、満員で展示品には中々近づけない状態であった。音声ガイド機を聞きながら遠くから拝見したが、時々人の流れが切れたところに空間ができるので、そこに潜入して見ることができた。
空海が死ぬ7日前に「御遺告(ごゆうごう)」という遺言を残す。その中に、「生れ生れ生れ生れて生(せい)の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し」と言っている。弘法大師でも死ぬまでまだまだ分からないことがあって悩んでいたのかと思って安心した。
この後、この博物館の近くにある国立西洋美術館で「古代ギリシャ展」を見た。女房が是非、紀元前2500年頃のエーゲ海古代文明の小型大理石像を見たいということで、展示会のハシゴとなったわけである。他の展示品は、数年前にギリシャに行って見たし、大英博物館をはじめ、ドイツでも見ているので、さらっと見るだけにした。


Kukai’s World−The Arts of Esoteric Buddhism
Trotz der Hitze des Sommers haben wir das staatlichen Tokyo Museum besucht, um die Ausstellung von Kukai’s World−The Arts of Esoteric Buddhism anzusehen. Kukai war einer des bekanntesten Super-Priesters im 8te Jahrhundert.Das war die richtige Ausstellung fuer den Seelenberuhigung jetzt in Japan.

Herziche soommerliche Grusse aus Tokyo!!! Takashi u. Tazuko aus Tokyo