佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

トゥールーズからミュンヘンへ Gourmee-Reise

sasaki-aiki2013-06-29

トゥールーズからミュンヘンへ(6月18日〜23日)

トゥールーズ合気道講習会を済ませ、あと一日トゥールーズでのんびりした後、ミュンヘンに向かう。トゥールーズからミュンヘンまでの航路はアルプス山脈に沿っているので、天気がよければ雪を頂き、氷河に覆われているアルプスがよく見える。だが、反対側の窓からはアルプスは全然見えず、緑の平地しか見えない。
ミュンヘン空港には長年の友人がいつものように迎えに来てくれていた。その友人の彼女の住まいに滞在する。彼女のマンションは市内の中心にあり、空港から車で約1時間である。
今回のミュンヘンでも、楽しみはやはり食べることと飲むことである。もちろんトゥールーズでも美味しいものをたくさんご馳走になった。特にすごかったのは、フランス料理で有名なトリュフであった。高価なトリュフの新鮮なものを丸ごと、友人宅で四人で食べるという贅沢を楽しんだのである。1センチ弱にスライスして、フォアグラと共にパンに載せ、白ワインで食べたのだが、トリュフ、トリュフといつも騒がれ、値段も高いのがどうしてか、食べてみるとよくわかった。

さて、ミュンヘンであるが、最初の夕食は私の大好物である骨付き豚肉の蒸し煮とパン粉団子のソースかけ(Schweinbraten mit Knoedel)を彼女が料理してくれた。
翌日は、大好物の白ソーセージと白ビールを、いつも行くSchneiderweiss店で食べることにした。この白ソーセージは正午までしか注文できないので、寝ぼすけの女房を急かせたが、とても時間に間に合いそうにないのでタクシーを飛ばし、お陰で満喫することができた。その日の夕方には、彼女に好きな日本料理とご馳走した。市内にある日本料理店「海斗」である。毎年、来ているので様子はよくわかっている。今回は特に、刺身が不思議なほど新鮮であった。この店では日本酒の冷酒が30銘柄ほど用意され、選択の幅があるのだが、おもしろいのはどの銘柄の値段も同じということであった。それで、今回は日本ではあまり頂けない「獺祭」(だっさい)を十分堪能した。
翌日は、ヨーロッパ最大の市内公園である「エングリッシャーガルテン」(英国式の自然公園)を散策し、チャイナ風の塔の下にある広いビアガルテン(ビヤガーデン)で、ミュンヘンビールの「パウラーナ」を満喫した。苦みや喉のひっかりが少しもなく、スーと飲める。さすがに本場のビールである。気温が35度と高く、木陰や流れの多い公園は大賑わいで、水浴びをしている人も多かった。その夜は、有名なイタリア料理店へ友人が連れて行ってくれた。
イタリア料理は好きなので、翌日の昼食にも3人で行った。その店はイタリア人一家の経営で、中でもスパゲッティのゆで具合、たっぷりのオリーブ油、ふんだんに使われている玉ねぎとニンニクなど、今後の調理の参考になった。
最後の晩は、彼女の女友達と共に、彼女の家で夕食を楽しんだ。彼女は建築家であり、建築事務所の経営者なので、ふだんは好きな料理にあまり時間をかけることはないのだが、我々が行くといつも特別に腕をふるってくれるのである。その日の前菜は今年最後のアスパラガスであった。アスパラガスはその収穫・栽培の期限が決められていて、今年は6月24日なので、終わる2日前に食べたことになる。アスパラガスは白く丸々太っていて、筋もなく、柔らかくジューシーで美味かった。恐らくこれまで食べたアスパラガスの中で一番美味しかったと思う。彼女も最近は魚料理も好むようになったらしく、メーンディッシュでは特別に新鮮な鮭をソースで合えたものだった。

今回は、フランスでもドイツでも、最高に美味いものを食べることができて、いい旅だった。

写真:白ソーセージの店で

Gourmee-Reise
In Toulouse und auch in Muenchen haben wir immer sehr guten Essen angeboten. Besonders in Toulouse haben unsere Freunde uns die kostbaren Truffel und Foir gras zubreitet, die uns je am besten schmeckte.
In Muenchen hat unsere Freundin und die Archtektin trotz vielen Arbeiten sehr gutes Esseb wie Schweinebraten oder Spargel zu Hause zubreitet, auserdem haben wir auch in Restaurant Weisswuerste oder italienisches Essen genossen. Es war eine echte Gourmee-Reise!