遊びの流儀展 Style of Play-Exhibition
2019.7.8
六本木にあるサントリー美術館で「遊びの流儀展」を見に行って来た。月曜日のせいか余りビジターは多くなく、ゆっくり観る事が出來た。
展示の趣旨は、平安時代から近世初期の「風俗図」や「遊楽図」によって、日本の伝統的な遊びや楽しみごとを見せるというモノであった。
特に、冒頭に紹介された「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそゆるがるれ。」(『梁塵秘抄』)が印象的で、我々現代人は、もっとうまく遊ばなければならないと思った。
展示テーマは8章に別れていた。第1章 「月次風俗図」の世界、暮らしの中の遊び;第2章 遊戯の源流、五感で楽しむ雅な遊び;第3章 琴棋書画の伝統、君子のたしなみ;第4章 「遊楽図」の系譜(1)邸内遊楽図」の諸様相;第5章 「遊楽図」の系譜(2)野外遊楽と祭礼行事;第6章 双六をめぐる文化史、西洋双六盤・盤双六・絵双六;第7章 カルタ遊びの変遷、うんすんかるたから花札まで;第8章 「遊楽図」の系譜(3)
舞踊・ファッションであり、総展示作品数は117点に及んだ。
期待以上に見ごたえのあった美術展だった。
Style of Play-Exhibition
I visited an exhibion “Style of Play” in Suntoru Museum in Tokyo. The exhibition was composed of 8 parts:The World of Customs by Month’Play The Origines of Enjoyment;The Four Arts;The Genealogy of Merrymaking in Art;The Culture History of Sugoroku etc.;Changes in Karta etc.
Ancient people from children to nobles had enjoyed their life very good. We modern people should also enjoy our life like them.
ツールーズ合気道講習会 Toulouse Aikido Course
2019.5.25-26
恒例のツールーズ合気道講習会が5月25日と26日の2日間行われた。30人ほどが参加したが、各1時間30分の稽古を3回行った。(写真)今回の稽古テーマは「次の次元への稽古。魄から魂の稽古へ」。魄の稽古を脱出し、魂の稽古に入る準備をしようとするための稽古である。難しかったが、稽古の趣旨と稽古法は分かってくれたようなので、後は繰り返し稽古すれば身に着くはずである。来年の講習会でどれだけ耳突いたかを見るのが楽しみである。
Toulouse Aikido Course
The annual Toulouse Aikido Course was held on 25th and 26th May. About 30 people participated, and we did three lessons of one and a half hours each. (Photo) The theme of this lesson is "Study to the next dimension.
合気神社大祭 Aiki Shrine Festival
2019.4.29
恒例の合気神社大祭にお参りさせて頂いた。今回の大祭は「開祖・植芝盛平五十年祭」と「二代目道主・植芝吉祥丸二十年祭」であった。曇って空気が一寸冷たかったが雨が降らず、無事に参拝できたし、中庭での直会も楽しめた。
稽古仲間(写真)とひとつ前の電車でのんびりと来て、岩間の駅の周りや、神社の周辺を見てまわった。駅の前には新しく何とかセンターと遊園地が出来ていた。神社を囲んでいた樹々の何本かがところどころ切り倒されており、日が差すようになったのか樹々が生き生きしているように感じた。また、いつもの参拝の場所に以前あった若い紅葉の木も切られていたので、以前参拝に邪魔になっていた枝がなくなりよく見えた。
直会の後に近所の栗屋さんに行こうと思っていたが、休みという事がわかり、駅前の喫茶店でお茶を飲んで帰る。
今回の合気神社大祭でお参りの意味がわかったようである。これも研究していこうと思いながら帰ってきた。お参りのご利益だろう。
Aiki Shrine Festival
I went to the annual Aiki Shrine Grand Festival.
It was cloudy and the air was a bit cold, but it didn't rain, so I was able to worship safely, and I enjoyed lunch in the courtyard.
It seems that the meaning of the worship to the god was understood at this Aiki Shrine Festival. I came back thinking to study this too.This is also the benefit of God's worship.
四国への旅 A trip to Shikoku
2019.4.22-27
女房の三回忌で女房の実家に行った。実家は香川県坂出市にある。瀬戸大橋の近くで瀬戸内海のほぼ際にある。女房の希望で家の近くの瀬戸内海に散骨したので、舟をチャーターして親族でお参りをした。
この機会に隣町の高松と徳島に行ってきた。高松行きの目的は高松城跡の玉藻公園と栗林公園である。高松城は天守閣がなく、石垣と掘りだけであるが立派で見ごたえがあった。天守閣をつくればいいのにと思ったが、天守閣の図面などの資料が全然ないので予算が下りずに作ることができないという。
高松駅の近くにある高松城跡の玉藻公園から4-50分歩いた所に栗林公園がある。栗林公園(写真)
は、国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最大の広さを持つという。緑深い紫雲山を背景にして6つの池と13の築山からなる江戸初期の回遊式大名庭園である。特に松の木々が見事である。庭内の茶屋「掬月亭」で抹茶を頂きながら庭を鑑賞した。
もう一日は徳島に行って来た。過って一緒に稽古をした合気道の稽古仲間に会いに行った。数十年ぶりに会ったが元気で農業に精を出しているという。除草剤をつかわないで米をつくっている。食事の後、阿波踊り会館で阿波踊りを見、実際に踊った。ナンバの手足づかいで二拍子なので入りやすい。少し稽古をすれば要領がつかめそうだ。今度、阿波踊りを見るのが楽しみになった。人や地域に踊りがあるのは素晴らしい。
良い旅だった。女房に感謝々々
A trip to Shikoku
I went to my wife's home for my wife's third death anniversary.
I went to Takamatsu and Tokushima in the next town on this occasion.
お花見 Hanami(Cherry-blossom) viewing
2019.3.31
予報では今日が東京の桜の満開になるだろうということで、お花見をすることにした。お花見といっても、桜の花が咲いている所や通りを歩いて、桜を眺めたり、写真を撮るだけである。過っては仲間と桜の下で酒盛りをしたが、今は桜と桜の下で花見酒を楽しんでいるいる人たちを見る方がいい。
今回の花見のポイントは、過って30年住んでいた東中野のマンションの前を流れる神田川沿いと上野公園である。
昼前に出かけた時は一寸曇っていたが、現地に着いた頃はお日様が出てきてくれた。しかし、昨晩雨が降ったこともあったし、まだ満開には2,3日早かったようで、期待した桜の姿を見る事は出来なかった。
はじめに東中野の神田川沿いを30分ほど歩いたが、まだ蕾がある木もあり、8分咲きというところだった。その後、上野公園に行った。桜はほぼ満開で綺麗だったが、人が多くて思うように歩けないほどの込みようだった。外国人が多いと聞いていたが、確かにいろいろな国の外国人が来ていて、桜の花に感嘆していた。中には仲間と酒盛りをしていた外人のグループもあった。
桜を見た後、上野公園にある有名な西郷隆盛像を見たが、花見客の賑わいに比べると見学者もすくなく、寂しそうだったので、一句つくった。
“桜には 人気も負ける 西郷どん”
Hanami(Cherry-blossom) viewing
The point of Hanami this time is along the Kanda River which flows in front of the apartment of Higashinakano where I have lived for 30 years and Ueno Park.
At first I walked for 30 minutes along the Kanda River in Higashinakano, but there was still trees with moss and it was about to bloom for 80%.
Then I went to Ueno Park. The cherry blossoms were almost in full bloom and beautiful, but there were so many people that I could not walk smoothly.
After seeing the cherry blossoms, I saw the famous Saigo Takamori statue in Ueno Park, but there were few visitors to that statue compared to the crowds of Hanami- guests, and it was a shame, so I made a haiku:
“Seigo-don is less popular than cherry blossoms”
奥村土牛展 Togyu Okumura - Exhibition
2019.2.7
奥村土牛展を見に、広尾にある山種美術館に行って来た。土牛は長寿の画家として知られる日本画家で、101才まで生きたが、100才を超えても制作を続けていた。今回は山種美術館が所有する土牛のコレクション135点の内60点が展示された。
日本画の展覧会ということでもないが、和装で出かけたお陰で入場料が割引になったのにはびっくりしたし、嬉しかった。この美術館が和装普及に貢献しようとしている事が日本人として嬉しかったのである。
音声ガイドを借りて、その解説を聞きながら見させてもらったが、実に素晴らしい絵であった。
まず、絵に嫌味がないことである。誇るところも、見せようとするところもなく、謙虚であるが、描いたものが画面を超えて広がり、こちらにも迫ってくる感じを受けるのである。これは後で分かったことであるが、土牛の人柄から来るもののようだ。次に、見えるモノより、見えないモノ、例えば、輪郭線や姿形が消えていき、川や海や滝の音や鳥のさえずり、心の動き等‥が主体となってくるのである。また、土牛の絵は、合気道で云う、宇宙との一体化があるようだということである。宇宙の心が絵に現れているように思えることである。これは後で調べて分かった事であるが、“土牛は折りにふれて大観から絵画論・芸術論の洗礼を受けるが、あるとき、大観からこういわれ深い感銘を受ける。いわく、「君、絵というものは、山水を描いても、花鳥を描いても、宇宙が描けなかったら、芸術とは言えないよ。鳥を描くなら鳥の声も聞こえなくてはならぬ。それが宇宙の生気というものではないか」”とあり、この教えに従って描いたためであろう。
今回の展覧会で、少し絵の見方が分かったようで嬉しい。それは絵を目だけで見るのではなく、心で観るということである。顕界から幽界に入り、顕界と幽界の境界線(多分、後では幽界)で見るのである。そうすると絵の心、作者の心、宇宙の心が観えてきて面白いのである。
それではどうして心で絵を見る事が出きるようになったかというと、合気道の教え、天の浮橋に立って観るのである。阿吽の呼吸で天の浮橋に立って絵と対話するのである。
次の絵の展覧会が楽しみである。
Togyu Okumura - Exhibition
I went to the Yamatane Museum in Hiroo to see the Okumura Togyu - Exhibition. Togyu is a Japanese painter known as a longevity painter, living to 101 years old, but he continued his work even if he was over 100 years old. This time 60 items of 135 Togyu- collections owned by Yamatane-Museum were exhibited.