佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(サイトURLはプロフィール参照)。

東山魁夷展 Kaii Higashiyama Exhibition

sasaki-aiki2018-11-20

2018.11.19
六本木にある国立新美術館で開催されている「生誕110年東山魁夷展」を見に行って来た。代表作である《道》《残照》《緑響く》のほか、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など約70件が展示されていた。
同展は6つの章に分かれて展示されていた。1章.国民的風景画家 2章 北欧を描く、3章 古都を描く・京都、4章 古都を描く・ドイツ、オーストリア、5章 唐招提寺御影堂障壁画、6章 心を写す風景画である。
風景画が、特に素晴らしく、印象的だった。重なり合っている山の木を一本一本丁寧に描いていて、それらの木々や山が生き生きと感じられるのである。大きなカンバスによくぞこれだけ画けたものだと、その根気、執念、丁寧さ、優しさ、正直さに感服した。
音声ガイドをつけて、絵の解説を聞きながらまわったが、その中に東山画伯の声も入っていた。そしてその画伯のお話で、どうしてこのような素晴らしい絵が出來たのかが理解できた。画伯は、生物も人も生かされているわけだから、草木などと人との出会いは偶然である。その偶然の出会いから、愛と美が生まれるというのである。その目で東山画伯の絵を見ていると、画伯が一本一本の木に愛を持ち、対話をして描いているように思える。また、静寂な絵ではあるが、動きがあるのである。特に、唐招提寺御影堂障壁画の《濤声》はダイナミックな動きを感じる。岩が波に負けまいと盛り上がり、浪が激しく渦巻き、風が舞う。岩や波や風と対話しながら、かれらの心を描いたように見える。
素晴らしい絵を見せて貰い、東山魁夷展と東山魁夷画伯に感謝する。
Kaii Higashiyama Exhibition
I went to see the "Birth 110 Years Higashiyama Kaii Exhibition" held at the National Art Center, located in Roppongi. In addition to the masterpieces "Road", "Afterglow" and "Green Echo", about 70 items including landscape paintings depicting European and the ancient capital of Kyoto were on display.
The artist said that living things and people are made alive, so encounters between plants and peoples are coincidental. From that a casual encounter, love and beauty are born. When looking at the picture with that eyes, it seems that the painter has love in each tree and draws a dialogue on the pictures.