佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

ミュンヘン・オペラ座でオペラ「魔笛」を見るZauberfloet von Muench

sasaki-aiki2007-07-04

フランスで合気道の講習会をやったり、ピレネー山脈の最高峰に登ったりした後、ドイツのミュンヘンまで飛行機で飛ぶ。ミュンヘンは今から30数年前に7年間、学校に行ったり、会社勤めをしたり、合気道を教えたり、また、女房と知り合って結婚した地でもあるので、いわば第3(第1は地方、第2は東京)の故郷ともいえる町である。ミュンヘンでの宿泊は、建築事務所のオーナー社長である女性ティナのところであるが、彼女とは我々夫婦が住んでいたアパートで隣同士だったので知り合い、延々何十年かの付き合いである。今は大きいマンションに住んでいるが、我々のためにでかい寝室のベッドを空けてくれ、自分は居間にマットを敷いて寝てくれた。日本では考えられないことだろう。ミュンヘンには7日ほどいて、懐かしい街のあちこちを歩き回った。最後の夜は、今回の旅行で一番楽しみだったオペラを見に行く。ティナに切符を頼んでおいたので、一階席で舞台がよく見えた。ちなみに主演のタミーノは韓国人、パパゲーノの恋人であるパパゲーナは日本人で、タミーノは堂々とした歌いっぷりで大喝采を受けていた。日本人のパパゲーナもユーモアがあり観客を沸かせた。開幕前と幕間には、それぞれ一階と地下にあるバーでグラスのシャンパンを頼み、3人で乾杯をする。(写真)観客はいつもより少しおしゃれをして来ているし、年配者も、子ども連れの家族もにこやかに来ている。こういう雰囲気が日本では欠けているようだ。久しぶりのオペラであったが、やはり素晴らしい。

Zauberfloet von Muenchner Opernhaus