佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

「明治神宮奉納 日本古武道演武大会」 Die Demonstration der tradi

sasaki-aiki2015-11-03

2015.11.3.
毎年11月3日に明治神宮で開催される「日本古武道演武大会」を今年も見せてもらった。毎年行っているが、たいてい天気がよい。今年も、昨日まで寒くて雨も降っていたのに、今日は空が青く、少し暑いぐらいの陽気である。演武は屋外で行われるから、お天気でないと困るだろう。
今年はあまり時間がなくて、演武の一部しか見ることができなかったが、それでも大変勉強になった。
一つ目は、柔らかくぶつからない合気道の流れにある演武である。足を止めることなく、陰陽につかい、体も反転反転する動きで、無理がない。そのためか、だいぶご高齢の婦人も何人か参加されていた。いわゆる流の稽古、柔の稽古をメーンにしているようであるが、相手をおさえたり倒す際に十分な力が出せないようで、受けに倒れてもらうことになってしまう。これを見て、剛の稽古も合わせてやればよいのにと思った。
われわれが稽古している争わない合気道でも、諸手取呼吸法ができる程度にしか技はつかえないものだといわれている。やはり剛の稽古は大事であり、稽古の基本でもある。剛の稽古をしないとどのようになるのかを教えられた。
二つ目は、柳生新陰流の剣法の演武を見て、その意味とすばらしさが初めてわかったことである。特に足と気合と剣をつかう順序とタイミングがすばらしく、さすがに長年続いてきた柳生新陰流であると敬服した。
これまで何十回と見てきたのに、よくわかっていなかったのである。わからなかったというのは、自分のレベルが低いためにわからなかったということだろうから、すばらしさが分かったということは、レベルがそれがわかる程度にアップしたということがいえるだろう。詳しいことは、いずれ論文で取り上げることにする。

Die Demonstration der traditionaeren japanischen Kampfsporten am 3.November

Jedes Jahres findet die Demonstration der traditionaeren japanischen Kampfsporten an diesem Tag statt. In diesem Jahr war es auch ein herrliches Wetter, und konnte man viele Demonstration von der traditionaeren Schule im Hintergarten der Meiji-Schrein ansehen.