佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

ミュンヘン探訪 Weisswurst und Weissbier

sasaki-aiki2009-06-25

2009.6.17
ミュンヘン探訪

16日(火)トールーズに別れを告げ、ミュンヘンへ向かう。ミュンヘンは40年ほど前に7年間住んでいた思い出の地である。宿泊はその時期の隣人だった友人宅である。その友人は建築設計事務所を経営する女性社長となっている。当時は、お互い金のない同士だったので、女房ともども助け合うことも多かった。その後も仕事を見つけて働いていたが、独立して建築設計事務所を持つようになるとは思わなかった。
超多忙にも拘わらず、彼女は空港まで車で迎えに来てくれた。彼女はミュンヘンの中心とであるシュワービング地区にマンションの一室を購入して住んでいる。今回もそうだが、我々が行くといつも自分のベッドを我々に譲って、自分は居間にマットレスを敷いて寝る義理堅さがある。ふつうの日本人にはなかなか思いつかないことだろう。何十年にも亘って世話になっているので、いつか恩返しをしたいと考えている。
着いた日は旅疲れもあって、彼女が仕事から帰るまで二人でのんびりし、夕食に彼女を招待することにした。日本食がいいというので、市内にある「海斗」というレストランを予約して出かけた。不景気のせいか、以前よりも客が少なく、これでは経営は大変だろう。しかし、味や盛り付けは悪くない。

翌日は、楽しみにしていたWeisswuerst(白ソーセージ)とWeissbier(白ビール)を堪能した。市庁舎の近くにある「シュナイダー・ヴァイス」という店が白ソーセージの老舗であるが、この白ソーセージは正午に教会の鐘が鳴るまでしか注文できない決まりなので、どうしても12時までに入店しなければならない。店のメニューにはっきり書いてあるのが面白い。ただ問題は、女房も一緒に食べに行くというのだ。仕事の習慣で昼近くまで寝る女房が、間に合うように起きられるかが大問題なのである。しかし、何とか鐘がなる前に駆け込むことができた。運よく店の外のテーブルが空いていた。白ソーセージは2本でワンペアである。私は2ペアの4本と女房の半分の5本を食べた。甘い辛子と白ビールがよく合い、おいしく頂いて大満足した。ミュンヘンでの重大目的の一つが達成された。
この夜は、ミュンヘンでのもう一つの目的であるオペラに行った。演目は「ラ・ボエーム」である。チケットは彼女に予約してもらい、三人で行った。セリフはイタリア語だが、ドイツ語の字幕があったので、大体の意味も分かって満喫した。オペラはヨーロッパの素晴らしい文化である。本場ヨーロッパで観るのが、劇場の雰囲気も楽しめてよい。
翌日はハノーバーに行く。一泊二日の予定である。朝早いので、私一人で行く。女房はミュンヘンに残り、知人に会ったり、買い物をすることになっている。(旅行記続く)

Weisswurst und Weissbier
Wenn man in Muenchen ist, muss man schon Weisswurst essen und dazu Weissbier trinken. Das habe ich auch lange getraemt. Dieses mal konnten wir erst 11Uhr geschafft, im laden zu sein. Ich habe 2 Paare fuer mich bestellt, und noch die Haelftestueck meiner Frau geholfen. Am Abend sind wir mit unseren Freundin, die wir seit fast 40 Jahren kennen, zu Oper ”La Boheme” gegangen, und die Stimmung genossen.