里帰りと温泉 Im alten Haus von Eltern

2010/08/24

久しぶりに、福島にある実家に帰ってみた。家は市内から数十キロ離れた郊外にあって、今は誰も住んでいない。家の隣には小さな畑があり、そこを人に貸しているので、その人（Ｔさん）が家を見守ってくれている。時々雨戸や窓を開けて換気してくれたり、掃除をしてくれるので大変助かっている。
今回はそのお礼も兼ねての里帰りである。Ｔさんはすでに家に来ていた。留守中なにかと家を見てくれるご近所に挨拶をし、家の換気や掃除もしたので、Ｔさんと食事に行くことにした。
Ｔさんの運転する車で、荒井村の「八夢（やむ）」に行くことにする。家から車で３０分ほどだが、田んぼの中にあって道路からは見えない。知った人しか来られないだろう。しかし、店の駐車場には多くの車が駐車していて、店は満員のようだった。予約してないので無理かもしれないとのことだったが、何とか席をつくってもらった。
この店は、実は荒井村の数代にわたる村長の家で、茅葺は瓦に変えられているが、柱や調度などはそのまま使っているのである。天井は高く、柱は太くて黒光りしている。かつての裕福な村長（庄屋）の暮らしぶりがしのばれる中で、食事ができた。食事は懐石料理で、一人２，７００円。素材は新鮮で、味も薄口、量もちょうどよく、大満足であった。また是非来たいものである。

腹ごなしのために、車で土湯温泉まで行ってみることにした。道路が整備されているので、車があればどこにでも容易に行ける。土湯は吾妻山の中腹にある。松の木の稜線が美しい。土湯には３０分ほどで着いた。折角なので温泉に入ることにする。町が運営している立派な温泉センター（写真）があるというので、そこに行った。入湯料は２５０円、手ぬぐいは２００円である。家族ずれが多いようだった。
湯船はヒノキで、お湯には湯の花の粒が少し見えた。温度は４２度。肌がつるつるになり気持ちがいい。足の切り傷もこれで治ったようである。
今年初めての温泉であった。いい里帰りとなった。

Im alten Haus von Eltern
In Fukushima, nordlich von Tokyo, steht noch das leere Haus meiner Eltern. Ich fuhr frueh dorthin, um das Haus zu pflegen. Eine Bekannte, die aeltere Frau, mietet das Gemuesegarten des Hauses, und pflegt manchmal auch das Haus. Nach dem Putzen fuhren wir zusammen zu einem Restaurant in anderen Dorf, das einst zum Landherrn gehoerte. Im geraeumigen Zimmer konnten wir gut essen. Danach haben wir auch in anderem Dorf die Heissquelle-Bad besucht. Es war ein wunderbaren Erholungstag.