佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

隅田川散策 Entlang dem Fluss Sumida

sasaki-aiki2014-04-15

2014.4.13
天気も良いし、論文用の原稿も充分たまっているので、今日は久しぶりにぶらぶらすることにした。ぶらぶらとは、目的を決めず、歩きながら決めていくことと、決して急がないことが鉄則である。目的を決めると、時間と距離が関係してくるから、自分を急がせる事になる。交差点の信号が青になったから渡ろうと走り出したり、電車が入ってきたから乗ろうとして、階段を駆けあがったりしてしまう。
のんびりと歩きながら、どこに行くかを考えていると、ふと、銀座に完成した歌舞伎座に行ってみようと思いついた。

多くの人でにぎわっている銀座四丁目を通りぬけて、歌舞伎座に着くと、一幕見席の窓口前に二十人ほどが並んでいた。まだ2時頃なのに、4時半ごろの開演を待つそうである。とても待ってなどいられない。
その時間には午前の部の最後の出し物「曽根崎心中」をやっていて、途中からでも観られるが、満席なので立って観ることになるというので、今回は観るのを止めた。その内に、また来る事にしよう。

歌舞伎座を後にして、勝鬨橋に向かってぶらぶら歩いた。勝鬨橋の手前にある、いつも行くふぐや「天竹」は、日曜日で休みという張り紙がしてあった。昔、見本市会場が晴海にあった頃は、会場からここまで歩いてきて、天丼をよく食べたのが懐かしい。今もまだ昼のランチにあるようで、天丼の写真が店の前に貼ってあり、値段を1、600円何がしから1、300円に値下げする、とある。当時は、確か1、000円ぐらいだったと思う。

勝鬨橋から隅田川沿いの遊歩道に下りた。川の水は満々と流れている。観光船や警視庁のパトロール船、若者がグループで競争する水上バイクなどが上り下りしていた。
しかし、遊歩道は銀座に比べるわけではないが、人が少ない。子供連れの家族、犬を散歩させている人、釣り糸を垂れている人などがパラパラいる程度だ。お陰でのんびりと、ぶらぶらすることができた。
桜の並木もあるが、花はほとんど散っていて、風が吹くと残っている花びらが飛んできた。おそらく桜の満開のときは、多くの人が来ていたに違いない。

ここで、一句できた。
隅田川 橋を巡りし 遊歩道 桜散りてか 人も少なし

そろそろ飽きてきたので、両国橋で遊歩道から上がった。多分3時間、10kmぐらいぶらぶらしただろう。久しぶりに長距離を歩いたら、足腰が硬くなっていることに気づかされた。近いうちに山歩きをすることにしよう。ぶらぶら山歩きである。

Entlang dem Fluss Sumida
Heute bin ich allein in die Stadtmitte spazierengegangen. Am Stadtzentrum Ginza waren voll von Leuten. Ich habe die neu eingerichteten Kabuki-Theater besucht. Leider waren die Karte fuer den einen Akt waren ausverkauft. Dann bin ich auf dem Promnade entlang dem Fluss Sumida allein gewandert.