佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

第52回合気道演武大会 All Japan Aikido-Demonstration

sasaki-aiki2014-05-25

2014.5.24

52年前から毎年開催されている合気道演武大会に、今年も見に行った。昨夕の本部道場の稽古には、この大会の参加者である外国からの稽古人の姿が大勢見られた。今日の混雑は予想されたが、それ以上の人であった。通常は正面玄関から入るが、今回は正面玄関から直接入れず、隣の公園内の歩道を数百メートル迂回して入る。
今年の演武者は8,000人に上るという。全国の道場だけでなく、外国からも大勢参加していた。
観客席は最上階までオープンで、ほとんどの席が埋まっていたようだ。
演武者は、短い時間であるが、みんな一生懸命に演武していた。演武するのは大変である。緊張もするだろうし、その準備も大変だろう。だから、見る方も一生懸命に見なければ申し訳ない。
それもあるので、演武が終了して太鼓が鳴ると、必ず拍手することにしている。だが、演武内容によって、手を打つ回数が違ってくる。考えてみると、拍手の回数は上級者とか初心者は関係ないようで、どれだけ一生懸命にやったか、そして、感激したかによるようだ。
今回特に心を打たれたのは、稽古を始めて間もないような子供たちが、前受け身だけでなく、後ろ受け身も取っている場面であった。最近横着な受け身を取っていることが恥ずかしくなり、これからは後ろ受け身もしっかり取ろうと、心を入れ替えさせられた。稽古時間中は大勢の中で難しいかもしれないが、稽古が終わった自由時間にやろうと思う。
演武の中には、残念ながら手を叩きたくないようなものも見られた。それは、いわゆる出来あがった演武で、自分の技はうまいだろうとばかりに見せようとするものである。合気道は、自分との戦いである。演武にも、それが現れていないと駄目なのではないだろうか。
(写真は、演武の会場風景)

All Japan Aikido-Demonstration
Heute fand die All Japan Aikido-Demonstration in Budokan, Tokyo, statt. Die Demonstration heute war vieleicht im groeßten Umfang bis jetzt. Viele Aikido Lehrer und Schueler aus Ausland haben sich auch teilgenommen. Die kleine Kinder waren auch sehr ernst, und gaben sich die beste Muehe, was sehr ruehrend waren anzusehen.