佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

棟方志功と河井寛次郎展 Ausstellung von SHIKO MUNAKATA und KANJIR

sasaki-aiki2016-07-12

2016.7.12
千葉市美術館で「棟方志功河井寛次郎展」を開催されているので見に行った。最寄りの東中野駅から千葉までは総武線で一本なので便利である。
改築中の千葉駅から千葉美術館まで歩く。丁度、お巡りさんがこちらに向かって来たので、行き方を聞くと親切に教えてくれた。美術館への表示が頻繁に出てきたので、安心して進んで行くと、突然、途中からその標識がなくなってしまった。日本の典型的な標識消滅問題である。でも、なんとか美術館に到達した。この美術館は、なんと区役所のなかにあった。
さて、「棟方志功河井寛次郎展」である。板版画の棟方志功(1905-75)と陶芸家の河井寛次郎(1890-1966)は、柳宗悦(1889-1961)がはじめた民芸運動の推進役となって彼の活動を支えたのでも有名である。
本展は、柳が創設した日本民芸館が所蔵する約240点が展示された。
まず、河井の陶芸で面白かったことは、若い頃の作品は、形も色もがっちりしているが、年とともに姿形も色や模様も軽快で繊細になってくる。しかし、その晩年の作品の中に、やはり初期の頃の若い力強さや重厚さを感じることである。われわれの合気道の稽古に合わせてみると、同じに思えて、面白い。
棟方もいろいろ試行錯誤しながら、あのような板版画(写真)にたどり着いたとのだということがわかった。しかし、どの作品もすごいエネルギーである。描き手のエネルギーとその作品からのエネルギーである。
作品はどうしても目で見てしまうものであるが、今回は心で観ようと頑張った。自分の心で、作家の心と作品の心を見るようにするのである。通常の「目」で見るのではなく、第三の眼で観るのである。草木の心を観る眼である。この第三の眼のために、天地の息づかい、天の浮橋に立つ、魂のひれぶりなどが関係してくるはずである。己と作品・作家との魂のひれぶりで一体化、つまり、合気ということになると考えている。今回は、これまで目で見てきたときより、作品や作家の心を感じたように思う。が、まだまだである。もっとこのような美術展を観なければならないと痛感した。

Ausstellung von SHIKO MUNAKATA und KANJIRO KAWAI

Die Ausstellung findet in Chiba-City Museum statt, das von uns in Higashinakano ca.2 Stunden per Bahn liegt.
Ca.240 Ausstellungsguter von Munakata und Kawai wurden ausgestellt. Ich habe alle Exponate sorgfaellig mit “KI” von Aikido zu sehen versucht und war am Schluss wegen dafuer und so vielen Exponaten ziemlich muede geworden. Aber sie waren wunderbar und mir viel Energy “KI” gegeben. Ich sehe nun Meisterstueck in Museum nicht durch Augen, sondern versuche durch sogenanten “Driten Augen” zu sehen, damit koennte man mit den Exponnten durch “Vibration” vereinigen und harmonisieren.
Museum zu besuchen ist mir eine Tranierung von Aikido.