佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

土偶展 Die Ausstellung der Erdpuppe als Goetter vor 13,000 Jahr

sasaki-aiki2009-12-23

20009.12.22

東京国立博物館へ「国宝 土偶展」を見に行った。土偶の国宝の3点全ての他に、重要文化財23点、重要美術品2点などを含む計67点が展示された。国宝の3点は、それぞれ1点づつ長野県、青森県、北海道の所蔵だし、土偶の中には個人が所蔵しているものもあるので、これらの土偶を一堂で見ることは今回の展示を逃したらないだろう。
土偶はBC一万三千年頃(縄文草創期)からのものがあるようだが、今回の展示で最も古いのは2番目に古いとされる縄文時代早期(BC7000-4000)のものであった。この後の縄文前期―中期―後期―晩期、そして弥生前期―中期の土偶がガラスケースの中で展示されていた。
一万年前にこのような高度の技術や思想、文明があったということは、大きな驚きであった。土偶についてはほとんどのことが不明であるという。それはまた、誰でも自由に想像できるわけだから、非常にロマンチックで夢があるものであるとも言えよう。
今は、たかだか西暦では二千年と少しである。土偶が出来た年代は推定であるが、そのプラスマイナスの幅(誤差)は二千年〜三千年とある。あと数百年も経てば、土偶のことや一万年前の人や文明のことも、もっと詳しく分かるようになるかも知れないが、21世紀に生きている今の我々を、彼らは土偶と比べてなんというだろうか。時代が進んでも人間は進化したり幸せになるということはない、というかも知れない。

Die Ausstellung der Erdpuppe als Goetter vor 13,000 Jahren
Die gebackenen naiven Erdpuppen wurden von ca. BC 11,000 ~ 1,000 in japan massenweise hergestellt. Sie wurden als Naturgoetter gebeten, oder als Heilmittel genutzt. Meisten Werken sind unter der Erde kaputtgegangen. Diese Ausstellung von 67 Stuecken wurde zunaechst im British Museum gezeigt.