佐々木合気道研究所 所長筆記

佐々木合気道研究所は合気道の研究成果の発表と著書の紹介を行っている個人の団体です(https://sasaki-aiki.com)。

東大公開講演会「理学最前線 彼方にひろがる大宇宙、きらめく生命

sasaki-aiki2012-04-23

2012/4/22
新聞に「宇宙・生命テーマ無料公開講演会」が22日、東大の安田講堂(写真)であるとあったので行ってきた。最近、宇宙に関心があるようで、1,000人ぐらいの受講者があったようだ。この講座は度々公開されていて、今回で21回とのことである。受講者の多くは高齢者だが、子供を連れた父親、中高生などもけっこう来ていた。
三人の東大理学部の教授が講師として、各1時間ほど講演をし、質問に答えた。
講演内容は、トップが「加速する宇宙」で、宇宙は万有引力を及ぼし合うふつうの物質が宇宙を満たしている限り、引力につられて膨張は徐々にスローダウンするはずだが、宇宙の膨張速度は現在逆にスピードアップしているのが明らかになった。それはダークエネルギーという未知なるものが存在するからだろうという。
二番目のタイトルは「膜蛋白質の立体構造の神経科学および創薬への展開」なので、ちょっと専門すぎてよく分からなかったが、それでも人体は小宇宙であるといわれていたこと、人の細胞は60兆個もあり、その細胞の中はほぼ蛋白質。細胞間の情報(物質)のやり取りが必要で、その活動を続けるためには物質(食べ物)のやり取りが必要。この細胞内外の物質のやり取りには膜蛋白質が関わるが、膜蛋白質の役割は、正しい物質を正しいタイミングで運ぶ仕組みという。人体も宇宙なみにまだまだ未知であることなどが分かった。
三つ目の講演は「はやぶさサンプルからわかってきた小惑星イトカワの素顔」であった。試料のほとんどが10分の1ミリ以下の微粒子であること、2003年に打ち上げられる以前から、2010年の帰還までの間、日本では万全の精密分析の準備をされていたこと、また何故、イトカワに着陸し試料を集めることになったのかがよく分かった。
久しぶりに脳細胞に刺激を与えてやった日であった。

Vortraege ueber dem Universum
In Tokyo-Universitaet(Foto) fand die Seminar ueber dem Universum statt, so habe ich heute dort besucht, da ich immer die grosse Interesse ueber dem Universum hatte.
Drei Professoren haben die Vortraege ueber die verschiedenen Fachgebieten der Kosmologie gegeben, was mir sehr ineteressant waren.